06/12/05 16:24:59 0
新しい採点システムは、難しい技術を見せれば見せるほど、高い得点が得られる。誰も跳べない
高難度のジャンプを跳べば、誰ももらったことのない点数がもらえるし、スピンを速く回れば回るほど、
エッジワークを磨けば磨くほど、どんどん高い点数が出る。これは、他の選手との相対評価で、
どんなに素晴らしい演技をしても6.0止まりだった旧採点システムでは、決してもらえなかったものだ。
「練習すればしたぶんだけ、どんどん点数が出るんだ!」
そんなことに浅田真央は喜びを見出したのではないだろうか。
浅田真央は天才だと、多くの人が称える。
「でも、天才っていうだけでは、真央がかわいそう。だって誰よりも努力をしているのは、真央なんですから」
そう語ったのは彼女を一番そばで見てきた浅田舞だ。
「このジャンプができるようになる!」と決めたら、涙を流してでも、とことんまで練習する。「ノーミスする!」と
決めたらその絶対目標に向けて突っ走る。そんな「努力の人」、浅田真央に、跳べば跳んだだけ点数が出る
新採点システムは、何よりのご褒美。だからトリアクセルだけでなく、去年は跳んでいなかったルッツからの
3連続コンビネーションも、レベル4のスピンも、ステップも、どんどんチャレンジする。どんどん練習する。
その結果が、初めて出場したNHK杯での「199.52」。努力の成果を、浅田真央は確かに受け取った。
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