06/12/03 06:47:06 0
「これまで追い込まれるというのはなかったので。初めての経験をして、いい演技ができたので
ちょっとは成長したと思います」。昨年のGPファイナル以来、約1年勝利から遠ざかっていた。
喜びはもちろん、ホッとした表情も浮かべた。
身長が1年前の158センチからグングン伸びて162センチになった。肉体管理をこれまで以上に
徹底しなければ、ジャンプを維持できない。成長途上の16歳に、「一切れのビスケット物語」があった。
練習基地である米国ロサンゼルスでは、姉の舞(18)とともに自炊を徹底するなど、食事と栄養面をしっかり
管理されている。だが、16歳といえば食べたい盛り。ある日、甘いものがほしくなり、こっそりとビスケットを
口にしたことがあった。つまめるほどに小さく砕いて一口入れた。おいしくて、もう一口べたくなった。
だが、口に含んだ直後に思い直して捨てたという。1日くらい、少しくらいいいだろう-という誘惑を断ち切れる。
並ではない自己管理能力。
4位以下は、フリーの演技だけで勝っているぶっちぎりの優勝劇。日本スケート連盟の
伊東秀仁・フィギュア強化部長は「素晴らしい。どこまでもうまくなるでしょう」と夢の200点突破に期待する。
次戦GPファイナルではスケートアメリカと3月の世界ジュニア選手権で、それぞれ逆転負けを喫した
安藤美姫とキム・ユナと再び対戦する。「きょう勝って、GPファイナルはちょっと勝つ自信が出てきた」。
昨年のファイナル覇者が胸を張ってロシアに乗り込む。
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