06/12/02 06:04:24 0
休みだったので10時近くまで寝てしまった。洗濯機を回し、PCを立ち上げたところ驚いた。
日記のアクセス数がすでに300を超えている。
「カウンターが一けた狂っちゃったかなあ…」後から起きてきたまえちゃんに伝えると、
おかしいなと言いながらPCの前に座って調べていた。「わかった。たぶんこれだと思う。」
そう言って見せてくれたのはさる巨大掲示板。スレッドが立てられ日記とリンクしていた。
「すごいなあ。こういうことで数ってこんなに変わるんだ~」改めてネットの持つ力を肌で感じた。
中には本人の自作自演では…的な書き込みもある。でもそういうことはしていないし、実際する
気もない。本当はすべてをなかったことにして、忘れ去ってしまいたい。苦々しい、嫌な思い出
でしかないから。
振り返ってみるとまさしく「絵に描いたような何とか」だった。素人くさい安手のドラマみたいだ。
「ああこういうことって現実にあるんだな~」って変に驚かされたほど。
私は当事者ではないから、嫌な思いはしたとは言え、傷つくところまではいってない。最初から
最後までずっと隣で見ていたというだけ。だから私の感じ方とまえちゃんの感じ方では違いが
あってしかるべきだと思う。「もう考えないようにしよう」って言ったことも何度かあるが、無理やり
ではなく彼の中で自然に溶けていく時を待つしかないのだと思う。
N氏からの決定的な電話があった時、私はすぐそばにいた。まえちゃんの声が次第に低く暗い
ものになってゆき、表情が凍りついていく様子を傍らで見ていた。ピーンと張りつめた空気の中で
N氏の振り下ろすナイフが、何度も何度もまえちゃんの体を突き刺すのが見えた。
体の傷は時が経てば癒える。でも心の傷はそうはいかない。体を傷つければ傷害事件で捕まるのに、
心の方はそうじゃない。目に見えないから立件できないと言うのか。でも本当に厄介なのは心に受けた
傷の方なのに…
まえちゃんはAたちのユニットをティーンズの全国大会まで指導して、その後をN氏に託すつもりだった。
それでもAはまだ高2だから遅くはないはずだった。しかし「商品」としては少しでも早く、一ヶ月でも若い方が
よかったということ?一刻も早くつばをつけて自分だけのものにしたかった?
以下、>>2-10あたりへ続く