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卓球の福原愛（１８＝青森山田高）が、日本勢のトップを切ってドーハ・アジア大会に出陣する。
２９日の女子団体戦１次リーグで福原の日本はモンゴル、レバノンと対戦する。
２７日（日本時間２８日）の練習で福原は、リラックスした表情で最終調整に臨んだ。
ダブルス、シングルスを合わせた３種目で、日本女子のエースがメダル獲得を狙う。
柔道など他競技も練習を公開し、本番に向けて活躍を誓った。
３種目でメダルを狙う福原が、最高の仕上がりで本番を迎える。１次リーグ初戦を前にした公開練習。
ダブルスを組む藤沼とのラリーを制した福原は、いつもの「サー」ではなく「やったー」の大声をあげた。
決戦を前に、重圧とは無縁の笑顔。その裏には、幸先いい「勝利」があった。
福原「選手村で日本の男子サッカー代表と同じ棟に住んでいるんですが、怖いというかオーラがあって、
気軽に声をかけられない。だから、負けた方がサインをもらいにいく賭けをしたんです。
私が勝ったので、藤沼さんがもらいにいく役ですね」。
アジア大会は、団体で銅メダルを獲得した０２年釜山大会に続き２回目。
今回のドーハは、２年前の世界選手権で団体３位に入った験のいい舞台。
会場は新設で「すごくきれい。このまま住みたいくらい」とアラビア半島の風景も気に入った。
２９日は団体戦１次リーグでモンゴル、レバノンと、３０日は強敵韓国と戦う。
１位通過すれば、他グループの強敵と準々決勝での対戦を避けられる。
単複を入れれば、９日間で１日しか休みがない強行軍も気にしない。
福原「藤沼さんは（血液型が）ＡＢ型だけど、あとはみんなＢ型。まとまる時は勝手にまとまる。
アジアは強い選手がいるし、ここでメダルを取れば世界選手権（０４、０６年）が、まぐれだったとは言われない」。
持参した新米で、おにぎり６個をつくってパワーも注入。ドーハで「愛旋風」が吹き荒れそうだ。
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