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(>>1の続き)
「グループミーティング発表」は、昨夜課題として与えられた
「グループミーティング」での話し合いを各グループの代表が発表するもの。
発表会ではその報告をしながら、クロード・デュソー氏に意見を求めていく。
主にトレーニングメニューやコーチングの意図を改めて確認する質問が相次いだ。
クロード・デュソー氏は成功するプレーヤーの資質に関しては
「13歳の時点でこの選手が成功するとは言えない。
しかし例えば、アンリ(INF出身・フランス代表)が成功するだろうと私が確信を持ったのは、
彼がスピードやテクニックを持っているからではない。トレーニングに対する姿勢に表れていたからだ」と話し、
選手の環境の話では「1番理想的なのは(寮生活ではなく)家族のもとから練習に通えること。
学校、家庭、サッカーのバランスがとれた生活をさせたい。フランスでは育成センターが
自宅近くにあることが多く、それが可能だ」とし、日本もまずは地元学校との連携構築の必要性を説いた。
2日目の講義はトレーニングメニューの例を挙げるなど具体的な内容に。
抜粋すると、フランスでは育成年代を成長段階にある15歳までと、
成長期が終わった16歳以上の2段階に分けた指導が行われているそうだ。
まず第1段階(13~15歳)での
・テクニックをレベルアップさせるには?
・フィジカルを向上させるには?
・戦術をどう伸ばしていくか?
について細かなレクチャーがあり、
続いて16歳からの育成指導については
・技術はすでに身についているので、組織でのボール扱いを中心にトレーニングする。
・フィジカルは個人に特化したトレーニングを行う。
・勝ちたいという気持ちを強く持たせる。
といった指導理論をもとに、話が進んでいった。
このコーチングワークショップでクロード・デュソー氏が一貫して強調していたのは
育成年代で重要なのは「判断力を養う」という概念。
そして育成年代の指導者は「選択肢を与えながらその判断の手助けをすることが仕事」であると
何度も繰り返していた。
次回は12月にシャムスカ監督(大分)を講師に招いて行われることが決定。
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