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横審の批判は的はずれだ
「蹴手繰り(けたぐり)」なかなか高度な相撲技だ。立ち合いの一瞬に体を
左右にいずれかに開き、足を飛ばして相手の足をけり、同時に相手の肩をはたくか
腕をたぐって土俵にはわせる。いわゆる飛び道具の一つとはいっても、立ち合いの
変化とは違って逃げるわけではない。相当な技術と反射神経が必要である。
(中略)九州場所中日、稀勢の里にこの技で勝った朝青龍に27日の横綱審議委員会で
批判が集まった。「横綱がやるべきではない。品格にかかわる」というわけだ。
しかし、無闇にやるわけでもないし、秋場所に負けている稀勢の里に「2回続けて
やられるわけにはいかない」という朝青龍の気持ちも、わからなくはなかった。
鬼の首でもとったように批判する横審は貴乃花(現親方)が変化したとき、
いさめただろうか。8場所ぶりに出場した平成14年秋場所13日目、
貴乃花は千代大海と優勝を争う一番で、まともに変化して勝った。
12勝で復活した場所後の横審は「相撲界のカリスマだ。地力、気力、
責任感がある」と散々ほめあげ、変化の「へ」の字も出なかった。
別に朝青龍の肩を持つわけではないが、技の深みからいえば、横審の批判は
あたらない。「こういう負け方をしたら悔しいだろう」と、横綱が伸び盛りの若手に
たたき込んだと思えば、それでいいことではないか。
(サンケイスポーツ・今村忠)
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(参考動画)
平成14年秋場所13日目 千代大海VS貴乃花
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平成15年春場所 千代大海優勝エンディング
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