06/11/29 05:06:25 0
運命の扉が、確かに開かれた。しかも、想像をはるかに超える高評価。
虎から、メジャーという夢舞台へ。井川のはばたく準備は、整った。
「自分の目標に一歩一歩、近づいていると思いながら、過ごしてきました。
ドラフト前日のような心境でしたね。ホッとした? はい。一番ダメなのは入札が無いこと。まずは第一歩ですね」
午後4時半。甲子園新室内で会見を行った井川が、安堵の表情で“その時”を振り返った。
入札の締め切りは朝の午前7時。沼沢球団本部長の元にNPB(コミッショナー事務局)を
通じて最高落札額を通知する連絡が届いたのは、午前7時55分だった。宮崎オーナー、
牧田球団社長に報告し、球団取締役らとも連絡を取って即、受諾が決定。
同8時半に井川の携帯電話に連絡を入れた。寝ていたという左腕だが
「本当にありがとうございました」と返答。メジャーリーガー『IGAWA』が、事実上の産声をあげた。
「日本を代表する投手なので当然、入札はあると思っていた。気持ちよく応じようと
思っていたし、金額ではなく応札があったことが彼に対する評価。1つのステップを越え、
前に進んだなと率直に考えている」
午後、兵庫県内で会見を行った牧田球団社長もスッキリした表情。
さらに宮崎オーナーが「聞いてはいるけど、公表するのは都合が悪いんでしょう」
と言うように、この日は公表されなかった入札金額に関して、驚愕の数字が明らかになった。
米国のメジャー関係者らの話を総合すると、何と2000万ドル(約23億円)を
超えたとみられる。当初1000~1500万ドルと目されていたが、10球団前後が
入札したと見られ、競争が激化。先発左腕不足や、各球団とも潤っている収入面、
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本人選手への評価上昇などが重なり、
高騰した模様。ポスティングでは松坂(レッドソックス)に次ぐ2番目で、イチロー(マリナーズ)をもしのいだ。
(以下略)
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