06/11/11 22:32:24 fL6A27YK0
3月が終わったばかりの、ある寒い夜のことだ。
ウルグアイ中の国民が、分娩室の前で祈りを捧げていた。
国民:「神様、どうか彼の足を元通りに直してください」
その男はW杯で活躍したサッカー選手だった・・・交通事故に巻き込まれ右足切断を選んだが、それでも命さえ危険であった。
ウルグアイ国民は祈った。多くの国民に熱狂と感動を与えた彼と、その右足の復活を・・・
その時、手術室のドアが開いた。
医者:「極めて難しい手術でしたが、生命に異常はなく、もちろん右足も良好な状態です。また再びピッチに降り立つことが出来ますよ。おめでとうございます」
ウルグアイ国民は喜びに涙を流し、分娩室に駆け込んだ。
が、そこにいたのは手術台の上で血まみれで切り刻まれた右足と、床に落ちて目が虚ろで放心状態のダリオシルバだった。
背後で医者が叫んだ。
医者:「エイプリルフール!!」