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東京都あきる野市の「東京ムツゴロウ動物王国」の運営会社が来月にも破産することが14日、
分かった。04年7月、北海道から移転してきたが、集客が伸びず、経営が破たん。
負債総額は約8億円に上るという。暫定的に運営を引き継いでいる“ムツゴロウ”こと畑正憲さん
(71)は「北海道時代から35年間培ってきたものを、ここで潰してしまうわけにはいかない」と
王国の再建を誓った。
北海道中標津などで33年間にわたって動物と人間が共存する「ムツゴロウ動物王国」を
運営してきた畑さん。「動物と触れ合うことの大切さを、東京の子どもたちにも知ってほしい」との
思いがあり、04年7月28日、東京サマーランド内の約9万平方メートルの敷地に「東京ムツゴロウ
動物王国」を誕生させた。
東京移転に際し、運営会社「グローカル21」(千葉県流山市、中山晴夫社長)が設立された。
畑さんは、知人が同社の取締役になることなどから、王国の経営に関する一切を同社に委託した。
テレビでおなじみの王国が東京に進出するとあって、世間の注目度も高く、当初は年間50万人の
集客を見込んでいたが、1年目は約12万人。2年目は10万人と、目標とは大きくかけ離れた
現実が待っていた。
関係者によると、05年9月ごろからサマーランドへ支払うべき土地の賃料が滞納され、従業員の
給料も未払いという事態に。畑さんは「動物やスタッフのために」と、私財を投入して立て直しを
図ったこともあった。しかし、努力もむなしく、今年6月30日にサマーランドから契約の打ち切りと
立ち退きを求められた。
北海道からの移転時にグローカル21の社員となった王国のスタッフの約70人も、7月15日付で
解雇された。同社は近く臨時株主総会を開いて解散を決議する方針。早ければ来月にも破産手続きに
入る。7月以降は、畑さんが経営する「ムツプロ」がサマーランドと再契約し、暫定的に王国の運営を
引き継いだ。畑さんは「人生のなかで想像もしなかった出来事」とショックを隠せない。
ソース・詳細はURLリンク(www.sponichi.co.jp)