06/08/27 18:36:40 0
米大リーグ、カージナルスは26日、セントルイスでカブスと対戦。
田口壮外野手は7回の守備から左翼に入ったが、8回の打席は代打を送られた。
チームは2―1でサヨナラ勝ちした。
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【2006年8月26日】
途中守備から入ったものの、代打を送られてベンチへ。
その後サヨナラ勝ちを狙える状況になったため、(せめて応援と祝福は人一倍頑張ろう)と、
身体を揺らしながら「その時」を待ちました。
そしてゲーリー(ベネット・捕手)が鮮やかなサヨナラタイムリーを打った瞬間、
僕は真っ先にベンチを飛び出し、ゲーリーに抱きつきました。
そのまま全員が団子状態になり、サヨナラ勝ち恒例の「オッオッオッオッ」が始まったのですが・・・。
ゲーリーは僕をきつく抱きしめたままで、興奮状態だから遠慮なし。
その力の強さといったら、もう大変です。
彼が跳ねるたびに、肋骨が折れそうな圧迫感が伝わってきます。
苦しい、息ができん。さらに彼のヘルメットが僕の耳にごんごんぶつかって、
痛い、でも、逃れられない。
誰か助けて。
笑顔がはじける輪の中で、なぜか肉体的な苦痛に耐えることになってしまった僕。
普段なら永遠に続いて欲しいと願う歓喜の瞬間なのに、
今日初めて、(頼むから早く終わって)と、心から願ってしまいました。
ミズーリ州セントルイスにて 田口壮
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