06/08/12 06:23:27 0
Ｃ大阪はのどから手が出るほど欲しかったゲームメーカーを手に入れた。
名波には日本代表でも活躍した経験がある。Ｊ２降格危機から脱するため“勝つこと”に
こだわった補強だ。
リーグ戦は折り返し地点に差しかかっているが、いまだ勝ち点はわずかに「６」。
このところ６連敗中のＣ大阪の得点は、わずかに「２」。ＦＷ大久保が復帰しても、
攻撃力不足は解消されない。西沢や森島寛ら前線にタレントがそろっているが、そ
れでも点が取れない試合が続いている。
原因はひとつ。中盤から前線に決定的なパスを出せる人材を欠いたことだ。
ロングボールに頼った単調なサッカーから、逆にカウンターで失点するケースばかりが
目立っていた。塚田監督も「守備から攻撃という形でやるしかない」とモットーとする
攻撃サッカーを封印せざるを得なかったほどだ。
名波の加入による効果は計り知れない。左足からタイミング良く繰り出されるパスは絶品。
大久保のように相手ＤＦの裏を狙って走り出す選手にとって、絶好のパートナーとなる。
磐田では最近３試合ベンチを温めていたが、Ｃ大阪ではボランチでの出場が濃厚。
Ｗ杯ドイツ大会でイタリアを優勝に導いた司令塔・ピルロのように、中盤の底から
ゲームを組み立てることができる。
この日、名波は「もうすぐ、しっかりした話ができると思う」と明言を避けたが、きょう１２日の
鹿島戦はベンチ入りせず、移籍準備を進めることになる。Ｃ大阪でのデビュー戦は１９日の
横浜Ｍ戦（長居）がほぼ確実。Ｗ杯フランス大会で日本の「１０番」を背負った司令塔が、
Ｊ２降格の危機にあえぐ桜軍団を救う。
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