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ブラジル代表として、Ｗ杯ドイツ本大会で活躍中のＭＦカカ（２４）＝ＡＣミラン＝に、スペ
イン１部リーグ、レアル・マドリードへの移籍話が持ち上がった。
レアル・マドリードの次期会長（７月２日選挙）に立候補しているラモン・カルデロン氏は
２８日、会長職就任後、カカとオランダ代表のアリエン・ロッベン（２２）＝チェルシー＝を
獲得したい意向を示した。スペインの各メディアが伝えた。
また、レアルはブラジル代表ＭＦロナウジーニョ（２６）＝バルセロナ＝にも色気を見せて
おり、ポスト・ジダンを見据えた“銀河系軍団”の動向からは目が離せない。
２８日付の「ｍｅｒｃａ ｆｕｔｂｏｌ．ｃｏｍ」などによると、「カルデロン氏とスポーツ部門の責任
者候補であるペデイハ・ミハトヴィッチは、ミランの名選手を束縛したがっている」と報道。
「カカはカルデロン氏が（会長に）立候補するための、最大の標的」と付け加えている。
レアル・マドリードは、Ｗ杯後に引退するフランス代表ジダン、ポルトガル代表フィーゴ
（すでに移籍）、ブラジル代表ロナウド、イングランド代表ベッカムら各国のスーパース
ターを集め「銀河系軍団」と呼ばれているが、ここ３シーズンは無冠に終わっており、監
督探しと同時にチームの中核を担う選手の獲得は急務となっている。
その第１候補がカカだが、２４日付の「Ｍａｒｃａ．ｃｏｍ」は前バルセロナ副会長、サンドロ・
ロッセル氏の「ロナウジーニョとカカは、レアル・マドリードと非常に近い立場にいた」と衝
撃のコメントを掲載。
世界Ｎｏ．１のファンタジスタといわれるロナウジーニョの獲得交渉にも乗り出していた事
実を明らかにしている。
カカはすでに２０１１年まで所属先のＡＣミランとの契約を延長。
今大会の活躍で、移籍金が邦貨にして５０億円にはね上がったとされ、獲得は困難な状
況だが、カルデロン氏は「カカがレアルでプレーしてくれることは間違いない」などと発言
し、自信を深めているという。
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