06/06/05 08:37:19 0
W杯に出場する日本代表の最年少は24歳の駒野(広島)と茂庭(FC東京)だ。
5月15日に発表された各国代表の最年少選手を比べると、最年長になる。
アルゼンチンのメッシ(18)やスペインのセスク(19)など10代の選手も先発をうかがう中、
日本代表はベストの布陣。とはいえ、10年W杯などの将来を考えると、心配する声もある。
日本代表23人を世代別に見ると、99年の世界ユース選手権(20歳以下)で準優勝したメンバーや、
その世代の選手が11人と最も多い。トルシエ前監督が重用した、いわゆる黄金世代だ。
現在26、27歳と最も脂がのっている時期にある。
だが、それ以降の世代となると、けがの田中(磐田)と入れ替わってメンバー入りした茂庭、駒野の2人だけと寂しい。
99年の世界ユース組は4人が3年後のW杯に出場した一方、03年の世界ユース組は今大会に一人もいない。
アテネ五輪日本代表(23歳以下)の山本監督(現磐田監督)は「アテネ経由ドイツ行き」を掲げて強化したが、
結局、松井(ルマン)、今野(FC東京)らは外れ、アテネ世代は2人しか入らなかった。
世界の強国を見てみると、メッシ、セスク、バベル(オランダ)は、20歳の平山(ヘラクレス)と同世代ながら、
W杯では先発をうかがう。イングランドも代表経験の全くなかったウォルコット(17)を選ぶなど、将来に目を向けている。
日本でも98年大会で岡田監督が18歳の小野を選んだ例がある。(略)
日本協会の元強化委員長の加藤久氏は「ジーコ監督には、その時のベストの選手を選ぶ権利がある。
でも、協会が長期ビジョンを示して、次世代の選手を入れるよう話し合いをすべきだ」と指摘する。(略)
加藤氏は「大きな舞台を経験しないと成長しない。次期代表監督はチームをどう持っていくか苦労すると思う」と話す。
10年の南アフリカ大会は黄金世代が30歳前後だが、次の世代が出てこないと苦戦しそうだ。
14年大会は、もっと厳しい状況を迎えるかもしれない。
引用元 URLリンク(www.asahi.com) 依頼あり
W杯代表の世代の違い URLリンク(www.asahi.com)