06/04/18 19:25:11 0
阪神と阪急。タイガースと宝塚歌劇。
電車の走る路線も違えば、企業のシンボルも異なる関西のライバル鉄道会社が事実上の
経営統合に進む可能性が出てきたことに、地元では十八日、驚きと戸惑いが広がった。
たつの市の会社員内海直子さん(25)は
「タイガースと言えば阪神。阪神電車に乗って阪神甲子園球場へ行き、
阪神タイガースの勝利に酔って六甲おろしを歌う。
(阪急と統合して)そんな〝儀式〟がなくなったら寂しい。統合は実感がわかない」。
阪神タイガースを地域ぐるみで応援している阪神尼崎駅前の商店街の
食品店主寺井利一さん(44)は「球団がマネーゲームの対象にされるのは嫌。
阪神株がコロコロ転売されるのは困る」と戸惑う。
大阪市中央区の道頓堀で、大阪府羽曳野市のアルバイト田村直樹さん(29)は
「地味なイメージの阪急と、人気の高い阪神では〝月と太陽〟。
経営統合で球団のカラーを変えないでほしい」。複雑な心境だという。
「買うのが訳の分からない会社でなく、大阪の企業で良かった」と評価するのは、
フリープロデューサーの木村政雄さん(59)。
「鉄道会社同士だし、阪急もかつては『京阪神急行電鉄』という社名で、
『阪神』が中に入っていた。相乗効果があるのでは」
「阪神ファンの経済効果」を著した大阪学院大の国定浩一教授は
「〝阪急タイガース〟などあり得ない。そんなことをしたら阪急の存続が危なくなる。
(今回の阪急の方針は)しっかり考えてのことと思う」。
普段、阪急電鉄を利用することが多いという同府箕面市の食品販売店員の女性(53)は
「阪急の方が愛着を感じるが、野球はやっぱり阪神。
『阪急タイガース』だと、ぴんとこない」と話した。
ソース:URLリンク(www.kobe-np.co.jp)