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【田代学、阿見俊輔】
ゴジラが“ニセ記者”にだまされた！！ デビルレイズとのオープン戦の真っ最中、ヤンキースの
クラブハウスなどに取材証を偽造した米国人と思われるニセ記者２人が出現した。『６番・左翼』で
先発し、３打数１安打１四球の松井秀喜外野手（３１）は、正体を見抜けずサインをプレゼント。
ゴジラもヤ軍もビックリの“大騒動”となった。
試合終了直前の出来事だった。途中交代した松井秀がロッカールームでアイシングをしていると、
記者証を首からぶら下げた米国人と思われる男が近づいてきた。
「ミスターマツイ、サインをください」と頼まれ、ボールにスラスラ。ところが、異変に気付いたヤ軍
広報部員の怒声が響いた。
「お前、一体何者だ！ 記者じゃないだろ」
ゴジラの目は完全に「・」。サインボールを持った男はロッカールームの外へ引っ張り出された。
同じころ、関係者駐車場付近でも記者と身分を偽って侵入していた男が警備員につまみ出されていた。
２人の正体は記者証をカラーコピーで偽造したニセ記者。現場は一時、騒然となった。
「オレは全然、ニセ記者なんて気付かなかったよ。記者じゃなくてクラブハウスの関係者だと思って、
ふつうにサインしちゃった…」
頭をかいた松井秀は、正体を見抜けなかった。「大リーグでは記者が選手にサインを求めたことが
発覚すると、記者証を没収されるくらい厳しく罰せられます。サインをお願いしている時点で“アイツは
怪しい”となるわけです」とは広岡勲広報（４０）の証言。偽造の記者証でゴジラはだませたが、ありえない
行動で足がついた。
「開幕に向けて徐々に（ボールに）慣れてきていると思います」
試合は３打数１安打１四球で２度出塁。一回二死二塁では中前打を放ったが、二走のジェーソン・ジアンビ
内野手（３５）が本塁で憤死。適時打にはならなかった。ニセ記者を見破る目は「？」マークだが、投球を
見る目は開幕に向けて順調に磨かれている。
ソース
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