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ライバルとの対決に敗れ、悔し涙にくれてから4年。フィギュアスケート男子フリーで、
世界選手権3度優勝のプルシェンコがついに念願の五輪金メダルを手にした。
SPに続いてフリーも自己ベスト(167.40点)を更新。2位以下に27.12点の大差をつけた圧勝だった。
冒頭、4-3-2回転の3連続ジャンプの超大技を成功。
さらにトリプルアクセル(3回転半)に2回転トーループをつけた連続ジャンプも決めた。
「自分のベストの演技ではなかった」と認めるように、中盤以降は疲れが見え、
3回転フリップが2回転となったほか、スピンのスピードも遅かった。
それでも、情感を込めながら激しく上体を動かし、複雑なターンや細かなエッジワーク
を盛り込んだストレートラインステップは見る者を圧倒した。
イタリアも舞台になった映画「ゴッドファーザー」の曲に乗り、威風堂々と踊る姿は、まさに氷上の帝王だった。
11歳で名コーチ、アレクセイ・ミーシン氏に見いだされ、家族と離れてロシア・サンクトペイルブルクに移住。
98年長野五輪後、同じロシアのアレクセイ・ヤグディンと2強時代を築いたが、
前回五輪はライバルに敗れて銀メダル。
昨年3月の世界選手権は、両足つけ根のけがで途中棄権。
それでも、「まだ続ける力はある」と手術を受けて今大会にかけた。
独立国家共同体時代を含めてロシア勢5連覇。「金メダルは私の夢であり、とてもうれしい」と感無量の表情だ。
今季限りで現役を引退してプロ転向と見られていたが、
「それは事実ではない。今は23歳で、次の五輪は27歳。まだそれほど高齢じゃない」と否定。
金メダルに満足しても、闘争心に衰えはなかった。
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