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9月29日夜から30日未明にかけて阪神Vを祝うタイガースファンらが押し寄せた大阪・ミナミで、一部の
ファンが暴徒化して御堂筋を占拠、数十人でタクシーを取り囲み、ボコボコにする騒ぎを起こした。
2年前同様、機動隊が出動し、一部のファンと“市街戦”を繰り広げる場面もあり、優勝の喜びで沸いた
ミナミの街は、後味の悪い形で朝を迎えた。
2年ぶりの優勝を祝うはずの“お祭り騒ぎ”は、日付が替わると、雰囲気は一変し、またしても暴動化して
終えんを迎えるという最悪の結末となった。
発端となったのは戎橋の封鎖だ。ダイブができず、徐々に橋からも遠ざけられた阪神ファンは、隣の
御堂筋に膨れ上がった。そして深夜0時半ごろには4車線すべてを“占拠”。スピーカーで退去を
呼びかける警察を無視し、通り抜けようとするタクシーを数十人で取り囲んだ。
一部の若者らは囲んだ車のボンネットに飛び乗ると、約5分間、ボンボンと音を立ててジャンプの連続。
タクシーはジグザグ走行で若者らを振り落とそうとしたが、車体はボコボコにされた。被害に遭った
タクシーは少なくとも4、5台。中には、車体全体をへこまされただけでなく、ライトカバーを割られ、
サイドミラーやナンバープレートまでとられる被害もあった。
大阪市内のタクシー会社は「修理したら100万近くかかる。あんなんは本当の阪神ファンやない。
非常識にもほどがある。加害者が分かり次第、賠償請求する」と怒り心頭。府内の別の会社では、
あまりに被害がひどいため車両を廃車にすることに。運転手は「本当に怖かった。まだ半年しか
乗っていないのに…」と恐怖を語ったという。
暴徒化したファンらは、御堂筋を3時間近く占拠した。南北から約100人の機動隊が群集を追い込む形で
騒ぎを沈静化させたが、道路が通行可能になったのは午前3時15分ごろだった。
また警備が手薄だった新戎橋、大黒橋では0時ごろに7人がダイブ。戎橋でも午前3時ごろから
計55人が川に飛び込み、騒ぎは朝方まで続いた。この騒ぎで大阪府警は公務執行妨害や
公然わいせつ容疑などで13人を逮捕した。
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