05/06/06 01:46:38
1日から彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市)で上演中の舞台「近代能楽集」(蜷川幸雄演出)の
チケットが、初日を迎えた今も売れ残っていることが5日までに分かった。
日本で最も客を呼べる演出家である蜷川氏の舞台は、前売チケットが10分で完売すると言われるほどの
人気を誇っており、演劇ファンの間では「異常事態」として受け止められている。
事態を把握するため、記者は5日夜の公演に出向いた。
東京・新宿から埼京線でおよそ40分。与野本町駅で降りた後、田舎道を10分近く歩くと突如巨大な建物が見えた。
施設の奥にある大ホールの受付には、確かに当日券売場が設けられている。訊ねると、連日当日券を用意している
という(立ち見ではなく、座席分を販売)。開演前のロビーには蜷川氏の姿もあった。
劇場に入り、客席で開演直前に確認したところ、前方中央はほぼ埋まっていたが、後方やサイドには
空席が20弱ほど見られた。
現在、「売れ残りチケット」を捌くことで知られているイープラスで平日公演が販売されているだけでなく、
yahooオークションでは140件近くが、チケット譲渡サイト「オケピ」では56件のチケットが、中には半値で
エントリーされている状態だ。
(続く)