06/10/24 13:47:31 0
★ソフトバンク苦悩の“孫得”勘定…「0円攻勢」
実際は他社との通話は割高、「利用者の誤解を招く」の声
携帯電話料金の「大幅値下げ」を電撃発表したソフトバンクモバイル。“通話料0円、メール代0円”を
ぶち上げたが、中身をよく見ると条件やしばりが多い。そこからは、ソフトバンクの苦しい事情が
透けて見えてくる。
ソフトバンクの孫正義社長は従来、「(安易な値下げに走らない)大人のソフトバンク」を強調し、
料金の値下げには言及してこなかったが、23日夜の緊急記者会見では「よく考えてみると大人に
なりきれなかった」とあっさり前言を翻してしまった。
まずauとNTTドコモから乗り換えた場合、両社の長期割引を継承した上で、さらに基本使用料を
210円(税込み)差し引く「オレンジプラン」と「ブループラン」を発表。
auとドコモが追随して値下げした場合には、「24時間以内に値下げする」(孫氏)と述べ、常に割安を
維持する姿勢をアピールした。
さらに「予想外割」とのネーミングで、ソフトバンクの携帯電話同士なら通話料と250文字以内の
ショートメッセージ料金が無料で、基本使用料も月9600円を2880円に7割も値下げするプランを発表した。
会見では、孫氏が「0円」のボードを掲げて写真撮影に応じ、今後放送予定のテレビCMも紹介されたが、
そこでも「0円」が強調されていた。
しかし、実際にはドコモやauの利用者にかける場合の通話は有料で、料金も割高だ。
ソフトバンク間の通話料0円も、午後9時から午前0時台では月200分に限定されている。
「予想外割」を使うには、「新スーパーボーナス」という契約が義務付けられているが、「26日に店頭で明らかになる」
(孫氏)と詳細を明かさなかった。
同社が現在導入している「スーパーボーナス」は、新機種を24回払いで割賦購入する契約で、
途中解約すると割高になる欠点がある。「予想外割」でも“しばり”がかかることになりそうだ。
基本料値下げも来年1月15日までの期間限定。場合によっては“予想外に割高”となりかねないが、
こうした条件はCMや報道資料では小さく書かれており、会見場では「利用者の誤解を招くのでは」との声も出た。
会見終了後、複数のアナリストがIR(投資家向け広報)担当者に「これでは判断できない」「ダマしということか」
と詰め寄る一幕もあった。
あるアナリストは「ソフトバンクはユーザー流出を食い止める手を打つ必要があったのは事実。
常にドコモやauより安くすると牽制(けんせい)することで、追随値下げを思いとどまらせる狙いもあるのだろうが、
いざ体力勝負になると厳しいのはソフトバンク」とみる。同社は劣勢を覆せるのか?
ZAKZAK 2006/10/24
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
関連スレ
ソフトバンクの「予想外割」、通話料0円の新料金プラン発表
スレリンク(dqnplus板)