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１５日午前８時ごろ、堺市南区和田東の路上に盗難車が止まっていると、警備会社から
１１０番通報があり、大阪府警泉北署のパトカーが駆けつけると、男２人が乗った盗難車が
急発進して逃走。
道路を逆走するなどしながら通行中の車６、７台に衝突して逃げ続けたが、約２キロ先の
府道「泉北１号線」の交差点で停車。
盗難車はバックでパトカーに計４回体当たりし、さらに、パトカーから降りてきた警官に
向かってきたため、警官２人が運転していた男に拳銃を５発発砲。弾は男の腹部に当たり、
病院に運ばれたが、間もなく死亡した。助手席に乗っていたもう一人の男は車から降りて
走って逃走、同署は行方を追っている。
調べでは、死亡した男は、４０歳ぐらい。逃げた男は３０歳前後で黒色Ｔシャツ姿だった。
盗難車には全地球測位システム（ＧＰＳ）が搭載されていたため、居場所を探知した警備会社が
通報したという。
発砲現場の交差点で信号待ち中に後ろから盗難車に衝突された同市内の女性（２９）は
「目の前で警官が盗難車に向かって拳銃を構えたので、流れ弾が当たるのではと、とっさに
シートに身を伏せた。銃声が数回聞こえ、本当に怖かった」と声を震わせた。
発砲現場は泉北高速鉄道深井駅南約５００メートル。交差点は住宅地の中にあり、交通量も多い。
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