05/11/26 11:31:07
「私はよくやっているが、他の人たちが問題だ」。
韓国人は概して「自分は身の不自由な人を差別しておらず法律もよく守っているが、
他の人たちはそうでない」と考えていることが分かった。
また、高齢者の2人に1人は、子どもたちとは別々に暮らしたがっていることが、調査により分かった。
統計庁は25日、こうした内容を盛り込んだ「2005年・社会統計調査の結果」を発表した。
この調査は今年6月、全国にわたって15歳以上の7万人を対象に行われた。
●「あなたのせい」という意識まん延
身の不自由な人についての意識調査で、調査対象の89.1%は
「私は身の不自由な人を差別していない」と回答した。
その半面、「(自分を除いた)他の社会構成員たちは身の不自由な人を差別している」
と回答した人々が74.6%にのぼった。
調査に参加した身の不自由な人の71%は「社会が差別している」と回答した。
この結果は、多くの身の不自由な人たちが差別を体験しているという意味だ。
この統計から考えると、個人的に身の不自由な人を差別していない、
と回答した人々の中にも、自分の知らない間に差別していたというがい然性はあるだろう。
順法レベルについての質問でも、似たような結果が出ている。
調査対象の64.3%が「自身は法律を守っている」と回答したのに比べて、
他の人も法律をよく守っている、という回答は28%にすぎなかった。
自身が法律を守らない理由の中には「他の人が守らないから」という回答が25.1%で最も多かった。
法律に違反する理由を、他人のせいにするわけだ。
梨花(イファ)女子大学の金聖二(キム・ソンイ、社会学)教授は
「倫理意識はあるが、実際の行動に移すことができない人が多くいる社会では、
社会の構成員たちが自分の誤りを他人の誤りにすり替えて表現する傾向がある」と話した。
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