05/07/03 02:41:50
アルツハイマー病の予防とその科学的根拠について
URLリンク(www.aluminum-hc.gr.jp)
先進国の中で、唯一アルツハイマーの頻度が高くないのが日本だったのですが、
1990年ごろを境に、日本でもアルツハイマーの頻度が脳血管性痴呆の頻度を上回りました。
アルツハイマーと脳血管性痴呆の疾病構造が、戦後数十年の間になぜそれほど変わるのかということ点が、
非常に興味の持たれるところです。
おもしろいのは移民の研究です。イギリスはアメリカと同じくアルツハイマー病の頻度が高いのですが、
インドからイギリスに移民しますと、やはり高くなってきます。
アフリカ住民も、アメリカに行くとだんだんアルツハイマー病の頻度が高くなります。
結果をまとめますと、コレステロールと飽和脂肪酸の摂取過剰が、血管性要素のある痴呆の危険因子になっているということが示されました。
これらは今まで知られている心血管系のリスクファクターということで理解できるのですが、衝撃的なのは魚です。
魚の摂取が多いほど血管性要素のない純粋なアルツハイマー病にはなりにくいことが示されました。
すなわち、魚はアルツハイマー病の防御因子であることを意味します