06/12/04 18:59:40
■ローソン、量産続く新業態の“忘れ物”
ローソンの苦闘が続いている。
2006年8月中間期連結決算では、チェーン全体の店舗売上高こそ7062億円で
前年同期比0.7%のプラスを確保したものの、既存店売上高は3.2%のマイナスで、
期初計画には127億円分の未達になる。中間期としては4年ぶりの経常減益(3%減)に陥った。
既存店売上高が2.6%減だったファミリーマートが、本部経費の抑制などによって経常利益率3%とし、
5年連続で最高益を更新したのとは対照的だ。
ちなみにローソンは、直近の10月も既存店売上高は0.4%の減少と、苦戦が続いている。
既存店の不振を打開するため、ローソンは2006年8月中間期にコストのかかる大きな施策を2つ打った。
まずは、足元の売上高を確保するために行った広告宣伝費の積み増し。前年比25%増の59億円をかけたが、
既存店売上高がプラスになることはなかった。そしてもう1つの投資が、新業態などへの改装費用だ。