06/11/08 23:05:56
厚生労働省と農林水産省は8日、大阪港に陸揚げされた米国産牛肉に、輸入が認められて
いないリンパ組織「胸腺」9キロが混じっていたと発表した。
両省は、出荷したスイフト社グリーリー工場(コロラド州)の牛肉について、国内流通を
一時停止するとともに、同日、米国政府に対し、詳細な調査と再発防止措置の実施を申し
入れた。米国産牛肉の輸入再開が決まった7月27日以降、輸入条件違反が見つかったのは
初めて。
両省によると、10月30日、同工場から輸入された冷蔵牛肉や冷蔵タン760箱(約11トン)の
中に、「胸腺」が1箱紛れ込んでいるのを、農水省動物検疫所大阪出張所の職員が確認した。
胸腺は、ホルモン焼きやフランス料理などの食材となり、BSE(牛海綿状脳症)を引き起こす
病原体が含まれる特定危険部位には当たらない。しかし、現在、輸入が認められている品目
リストには胸腺は含まれておらず、同工場が輸出することはできなかった。
両省が米政府に調査を求めたところ、工場側のミスで誤って日本側に出荷したとの回答を
受けたという。
両省は近く、現地調査を行い、安全性が確認されるまで、この工場からの輸入手続きを
止める。
7月の輸入再開以降、米国産牛肉の輸入は7日現在、計3570トン。このうち同工場は約5%に
あたる177トンで、35の対日輸出施設の中で7番目に多い。
▽News Source YOMIURI ONLINE(2006年11月8日21時44分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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