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東京都営地下鉄が2007年度に、運転開始から47年目で初めて経常黒字になる見通しと
なった。大江戸線の利用客が順調に伸びているうえ、新線整備の終了により減価償却費や
支払金利の負担が減るため。ただ07年度末で4700億円以上の累積欠損金を抱え、都は
利用客増や駅ナカ事業の強化など収支改善努力を続ける。
都交通局が作成した07年度事業見通しでは、地下鉄の輸送人員は1日平均218万8600人と、
前年度比で4%増を見込む。浅草・三田・新宿線の乗客は90年代から横ばい傾向だが、
大江戸線が増加している。
大江戸線の利用客はすでに都営地下鉄ではトップ。昨年度は1日68万人と、全線開業した
2000年度に比べ3倍以上になった。「各駅周辺でマンション建設が盛んになっており、
つくばエクスプレスなどからの乗り継ぎ客も増えている」(都交通局)ためだ。この結果、
07年度の事業収入は1492億円と3%増える。一方、コストとして計上される減価償却費が
1%減の436億円、利子などが5%減の230億円となるため、12億円近い経常黒字を上げる
見通しだ。
▽News Source NIKKEI NET 2006年10月27日
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
▽東京都交通局
URLリンク(www.kotsu.metro.tokyo.jp)
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