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■「ＧＭは日産・ルノー連合入りを」大株主が提言
経営再建中の米自動車最大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）の約１０％の株を持つ
投資会社トラシンダは３０日、「ＧＭは日産自動車と仏ルノーの連合に加わるべきだ」
と経営陣に提言したことを明らかにした。カルロス・ゴーン日産社長ともこの問題で
議論したといい、ＧＭに対して提携を検討する委員会の設置を求めている。
トラシンダは著名投資家カーク・カーコリアン氏が率いている。
同社は、リチャード・ワゴナーＧＭ会長とゴーン氏ら日産・ルノー側にそれぞれ出した
書簡を米証券取引委員会（ＳＥＣ）に届け出た。書簡では最近、ゴーン氏と議論する
機会があったとし、「ルノーと日産は、提携にＧＭを含め、ＧＭ株を一部保有するという
考え方を受け入れられる」との見解を示した。トラシンダは同社顧問をＧＭの取締役に
送り込んでいる。
提言に対し、ＧＭは「ルノー・日産から何の提案も受けていない」との声明を発表した。
この書簡を受け、ＧＭ株は３０日午前に一時、前日終値比１１％高い３０．５６ドルと、
約８カ月ぶりの３０ドル台に急騰した。ＧＭは７月３日に公表する６月の米新車販売台数が、
大幅な値引きをした前年同月より約３割落ち込む見通しで、深刻な販売不振が続いている。
ソース：朝日新聞 2006年07月01日00時55分
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