06/06/06 22:05:24
「まどろんだら死ぬ」
休戦ラインの前方警戒所勤務規則ではない。
IT(情報技術)業界の従業員たちが常に肝に銘じ繰り返し唱えている格言だ。
製品トレンドや新技術の開発速度が速いため、
わずかな時間でもよそ見をすれば奈落に突き落とされるという意味だ。
“アイリバー”で有名なMP3プレーヤーのレインコム。
「まどろんだら死ぬ」という格言は、レインコムにぴったりの表現だ。
2年前までは年間売上高が1兆ウォンに迫っていたIT業界のシンデレラ企業だったが、
今年の業績は奈落の底に突き落とされた。
第1四半期決算は売上高379億ウォン(44億3430円)、 188億ウォンの赤字(当期純利益)を計上した。
◆アップルのipodを軽く見ていたレインコム
レインコムは1999年設立。その後、業績がうなぎ上りで黄金期を迎えた。
国内MP3プレーヤー市場で不動の1位を占め、
青少年の間ではアイリバーがサムスン電子、LG電子など大企業の製品より人気が高かった。
米国、日本、中国など海外市場の販売量の集計でもアイリバーは常に売上げ上位を占めていた。
しかし、アップルがフラッシュ型MP3プレーヤーを市場に出したことが、レインコムにとって災いとなった。
アップルは2004年までハードディスク型 MP3プレーヤーのみを販売していたが、
昨年ipod shuffle(アイポッドシャッフル)とipod nano(アイポッドナノ)という
フラッシュ型MP3プレーヤーを相次ぎ発売した。
ipodはデザイン性に優れ、扱いも簡単で消費者の反応もよかった。
そのうえ国内製品に比べ価格を30~40%程度安く設定した。
同じフラッシュ型製品を主力にしてきたレインコムも「低価格攻撃」には太刀打ちできなかった。
レインコムは「アップルを越えるのはアイリバー」と自信を示していたが、既に情勢は変わっていた。
アップルの市場占有率が急速に高まり、レインコムは経営戦略のミスを連発した。
アップルを意識するあまり、ipodの類似製品を販売するなど次第にアイリバーならではの個性を失い始めたのだ。
※以下省略いたします。続きはソースをご覧下さい。
■ソース
朝鮮日報
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