【台湾】「高砂義勇兵」慰霊碑“撤去”の危機 敷地提供会社が日本人観光客激減で倒産[07/04]at NEWS4PLUS
【台湾】「高砂義勇兵」慰霊碑“撤去”の危機 敷地提供会社が日本人観光客激減で倒産[07/04] - 暇つぶし2ch1:はぶたえ川 ’ー’川φ ★
04/07/04 05:31

台湾「高砂義勇兵」慰霊碑“撤去”の危機 敷地提供会社が日本人観光客激減で倒産

 【台北=河崎真澄】 太平洋戦争に「日本兵」として出征した台湾先住民出身の
「高砂義勇兵」の戦没者を祭る慰霊碑に、“撤去”の危機が迫っている。
慰霊碑の敷地を提供していた台北郊外の観光会社が、
昨年の新型肺炎(SARS)流行による日本人観光客激減で倒産、
月内にも土地を「更地」にして売却する意向を固めたためだ。
地元関係者は碑の移設を検討しているが、五百万台湾元(約千六百万円)
と見積もられる移設費用の捻出(ねんしゅつ)に頭を抱えている。

 この慰霊碑は、温泉地の台北県烏来(ウライ)郷に台湾先住民の一つである
タイヤル族の女性頭目だった周麗梅(民族名リムイ・アベオ)さんが中心となって
一九九二年に建立した。当時総統だった李登輝氏が揮毫(きごう)した、
「霊安故郷(霊魂は故郷に眠る)」の文字が刻まれ、
日章旗が掲げられた高さ約三メートルの慰霊碑のほかに、
日本の遺族団体などが寄贈した石碑もあり、
広さ百平方メートルほどの慰霊園になっている。

 その烏来への日本人観光客がSARSの流行に伴い激減。
タイヤル族の踊りや先住民文化を紹介する文化村の運営が立ち行かなくなり、
従業員への未払い給与、税金や借地料の未納分など
六百万台湾元(約千九百二十万円)以上の負債を抱えて観光会社が倒産した。

 慰霊園は、この観光会社が台湾当局から借りていた
約三千三百平方メートルの土地の一部にあり、
同社は借地権を月内にも転売して債務解消し会社を解散する方針を固め、
慰霊碑撤去を求めてきた。

 慰霊碑の建立で多額の借金をしながら維持費も都合してきた周さんは
昨年十一月に七十五歳で病死しており、周さんの長男の邱克平(マカイ・リムイ)氏や、
おいの簡福源(タリ・ワタン)氏が対応に苦慮している。

 移転するにしても、付近が水源保護区に指定されているため
地元自治体は土地の提供に冷淡で、日本人観光客がまばらな烏来には、
重さ数トンもある慰霊碑や周囲の石碑などを車が入れない裏山から移転する費用を
すべて負担する能力はない。

 マカイさんは「慰霊碑は命をかけて残さなければならないが、
タイヤル族の力だけでは限界がある」と話している。資金が足りない場合は、
碑文だけを残して取り壊さざるを得ず、日本に支援を求める声も出ている。

 【高砂義勇兵】 日本統治時代の台湾で、太平洋戦争中に「高砂挺身報国隊」
「陸軍特別志願兵」など日本兵として出征した数千人の台湾先住民の総称。
軍属扱いで、記録すら残されていないケースも多い。
山地生活の知恵があり、勇敢で忠誠心が高い。
南洋のジャングル戦で正規軍の食料調達や行軍、接近戦では先頭に立った。
血書志願した若者も少なくなかったという。半数は戦死したとされる。
生還しても戦後は日本国籍を失ったため恩給や補償も満足に受け取れず、
日本人に忘れ去られてきた。

※ Sankei WebURLリンク(www.sankei.co.jp)より
URLリンク(www.sankei.co.jp)


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