04/07/28 19:36 KMO0OvMq
>>748
えっと…「還ってきた台湾人日本兵」からの記述を引用します。
戦後処理のひとつで、日本の軍人・軍属と遺族に対する補償措置に恩給法と援護法がある。
だがほとんどが軍属扱いだった台湾出身の日本兵には、軍人対象の恩給法の適用は受けられ ない。
援護法も日本の国籍をもっていなければ適用されない。
受け取れたのは軍事郵便貯金と、未払い給与を当時の金額の百二十倍で換算した額にすぎな い。
台湾側は物価水準からみて、せめて七千倍をと反論したが、日本政府は無反応だった。
中村の場合は、それに帰還手当てを加えても、従軍に対する正式な支払いは総額六万八千円 でしかなかった。
戦死が確認されたり重度の障害を負った場合など、総務省から特例的に二百万円の弔慰金を 受け取れる制度もあった。
しかし高砂義勇兵やその遺族たちが、複雑な手続きを乗り越えられるかどうか。
彼らにとっ ては途方もない壁が立ちふさがっているように見えるだろう。
まして証拠となる書類さえ、満 足に手元には残っていない。
以上です。