04/07/06 08:41 kZxhb1CR
>>259
書籍になりますが、この記事を書いた河崎真澄氏の著書で、横井さんや小野田さんより
後にインドネシアで発見された最後の台湾人日本兵中村輝夫さんについて書かれたもの
があります。読んでいただくのが一番いいとは思いますが、お忙しいようでしたら、
私がその本の中からエピソードを拾って紹介しましょうか?
還ってきた台湾人日本兵
URLリンク(www.amazon.co.jp)
とりあえず一つ引用
河崎氏が元高砂義勇隊の高昌敏さんを訪ねたときのエピソード
「台湾は日本国の一部。あのときは日本のため、天皇陛下のために誰もが進んで
戦う気持ちが強かった。日本精神。大和魂ですよ。血書志願したのに兵役検査で
落ちて、一晩泣いた人もたくさんおりますよ」
まるでグローブのような手、しして靴を履いているのかと見間違うばかりに盛り上がった
足の皮。表情の優しさとは裏腹に強靭な肉体を今も持ち続ける高は、その時代の
空気を静かな声でこう言った。
「中村さんも僕も、軍靴を履くと歩きにくくって、すぐ脱いだ。山のなかははだしで歩くのが、
アミ族にはいちばん楽です。はだしなら、音を立てずに敵に近づくこともできたしね」
1943年10月15日、高は中村とともに村をあげた興奮のなかで出征してゆく。