04/12/10 01:01:39 Qh+8h96j
>>47
>やられただけの事を仕返してボコボコにしてやっかんな!
あなたはそれで恨みが晴れると思うのですか。あなたなら晴れるかも知れませんが
その程度では晴れないという人もいると思う。
やられただけの事の仕返しは、盗みに例えれば盗んだ物を返させたに過ぎない。
盗みの罪は、盗んだ分を返した上に慰謝料や罰金を払ったり、刑期を終えたりして
償ったことになる。殺人に関しても然るべき上積みがなくては恨みは晴れないと
いう人もいるのでははないのだろうか。
だが人と場合によっては、犯人を痛めつけて死ぬまで激痛に悲鳴をあげさせ、
死体をたたき潰して、それでも上積みとしては不十分だ、恨みが晴れない、
ということもあると思う。すべての被害者遺族の恨みを晴らすことは不可能。
恨みをはらすことを基準にはできない。被害者遺族には辛いだろうが、
犯人が然るべき厳しい状況に置かれることで我慢してもらうしかない。
(もちろん被害者遺族には然るべき支援がなされるべきだ。)
ところで死刑存続派の冤罪死刑に対する見方は「無視できるくらいに有り得ない」
の様だが、どういう根拠があるのだろうか。死刑囚が無罪判決を得た例は
少なくないのだ。
殺人事件が起こる可能性と冤罪死刑が起こる可能性を単純にくらべるのは
認められない。殺人事件が起こるのを防げないのと、国民の代表である国が
積極的に人を殺すのは質的に違う。死刑を終身刑で置き換えるなどができるなら
冤罪死刑の可能性はゼロであるべきだ。
殺人犯を生かしておくのには金がかかるから死刑はあるべき、というのは順序が
逆だ。国が何をすべきかという議論が先にあって、その結果金がかかることを
すべきだとなったら金がかかってもすべきだ。