02/09/09 22:37
県庁内の貢ぎ物文化をやめよ
中央省庁担当者の視察、監査委員監査(事務局監査も)、常任委員会議員視察、財政課・総務課視察調査、
主管課人事担当者視察調査、諸イベントにおける有力者、マスコミ向け土産配布などなど
他県の状況はつまびらかにせぬが、何らかの権力、権威に対して物をくれてやれば、
あとはよしなに的な奇妙奇天烈な文化が蔓延しているのは現今の北朝鮮と大差なし。
古き話なれど、上記特権部局に所属せり若き担当者と雑談した折り、
「農林部、水産部、商工労働部(当時)の対応は物を寄越すから楽しいが、
社会部(当時)などは何も寄越さないから面白くなし」と放言す。
語るに落ちるとはこのことなり。
小生もこの類の貢ぎ物の手配に従事したことあれども、これらの原資は奈辺にありや。
小生、詳細を知るに能わず。
しかれども、これが、所属庶務担当者の操作捻出による裏金あるいは百歩譲って
業界団体からの提供であると推察すれば、行政効率性の維持向上を司る諸々の選良、
大官、小官ども何の疑念も抱かずに嬉々として、また至極当然たる面持ちにて、
これら物品を持ち帰り、さらには居宅まで届けさせるの所業言語道断なり。
さらに、ほぼあり得ぬとしても正規予算からの執行とすれば彼ら自身の業務の
存在意義全くなし。
これら原資、各所属長のポケットマネーから出ずるとの情報、
少なくとも小生の周囲においては寡聞なり。
むしろこれらのおこぼれを自らのポケットに帰属なさしめる行為珍しくなし。
昔の知事、某幹部職員から華麗なる洋蘭の鉢植え贈られ、
その幹部職員、知事夫人の覚え目出度く出世したとの伝説有り。
これあえて伝説と言うも、火の無きところに煙り立たずとの教え有り。
かような貢ぎ物文化は旧世紀の遺物にして親の敵なり。
経費節減の影響力必ずしも大きからずといえども
根本的な組織文化への影響無視すること能わず。小
生、現知事に期待を抱かず。
されど今後の新世紀を展望する上で、若き心ある選良をはじめ
有為なる県職員には、かような些事からでも改善を図ることを切に希望す。