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いとこが、奈良にある某宗教都市の全寮制の高校に通っていました。
（そうです、柔道とか甲子園とかで有名なアノ宗教です）
いとこが通っていたのはもう１０年くらい前です。
そこでは県外全国から親元を離れた生徒が、寮生活を送っていたのですが、
高校の寮は女子寮と男子寮に分かれていて、男子寮もですが、女子寮は異様なまでに規則が厳しかったそうです。
まるで軍隊なみだったそうです。
起床後、朝・昼・晩のごはん時、登校前、夜は寝る前、それから寝る前と夕飯の間にもう2回くらい
点呼があって、門限も確か夕方５時くらい、門限遅刻が何回かあると退寮、とかいう規則も
あったそうです。
当然のことながら、息苦しさを感じて脱寮し、実家に帰っていく生徒も後を絶たなかったそうですが、
そこまで厳しくなったのにはワケがあったのだそうです。
いとこが通っていたのよりも、更に遡って１０数年前、この学校の寮に通う生徒、特に女子生徒が
次々に忽然と姿を消すという事態が発生したんだそうです。
それは高校生だけでなく、全国から集まっている信者になるために一定期間そこに泊り込みで修行？
に来ていた女性もまた、突然行方不明になってしまったということらしいです。
もちろん、それは統一教会の仕業でした。
彼らは巧妙にその宗教の信者や、ともに修行している風を装って、言葉巧みに連れ去っていったんだそうです。