【モージョレール】詩を書く喪女【銀色夏喪】at WMOTENAI
【モージョレール】詩を書く喪女【銀色夏喪】 - 暇つぶし2ch65:彼氏いない歴774年
10/05/14 00:53:26 60x3xG9L



背広を着た男たちの
しょぼくれた影を踏みながら
海へ行く

重く
引きずるように

横断歩道を渡り
バス停の列を抜け
老婦人の居眠りを横目に
海へ行く

日差しのコンクリートを
焦がす匂い

窓からみていたあの海は
夏の夜のように澄んでいて
祖母の注いだ麦茶ように冷たい
きっとそうなんだろう

遠くで響く
子供たちの歓声

あの海は
なにもかも全てを
青で包んで
水平線のずっとずっと向こうへ
持って行ってしまうのだろう

海へ行くのだ


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