09/12/02 00:24:06 hCMxOFN6
>>517のつづき
筋肉質は大好きだけど、じゃあいいか、とも思えず
ひたすら拒んでいたけども
刑事さんの逞しい体から逃れられるはずもなく
抵抗むなしくがつんがつんやられてしまう。
見た目より優しかったとは思う。
気がつくと、明け方の薄闇のなか、先生が枕元に座っていた。
やはり刑事さんの部屋に居候していて、昨夜はファミレスで執筆したらしい。
やけにこざっぱりしている。
身だしなみにうるさい刑事さんに
髭をそれだの少し髪を切れだの言われた、と後で聞いた。
先生は眠そうな様子で
自分はつくづくダメな人間だけど
あの晩おそらく自分と彼女のために泣いてくれたであろう君を見て
自分のダメさで君を傷つけるのはやめにしたくて離れようと思った
というニュアンスらしきことを、ぽつぽつと語った。
この人は彼女との別れからほとんど成長してないなと思ったけど
じゃあ先生が辛くない距離まで離れて一歩も近寄らないから
先生の家政婦ではいさせてください
という感じのことを伝えた。
先生が少し驚いた様子で
ぼんやりと解雇を取消しにしてくれたので、並んで家に帰った。
以下、気絶するように寝ついた家政婦に腕枕する刑事さんと
原稿を仕上げて帰ってきた先生のやりとり。
「どういうことよこれは」
「お前が言うほどアレでもなかったぞ」(アレ=ぐちゃぐちゃどろどろ)
「あー、そう」
「俺が雇ってもいいんだが」
「いやそれは、うん、まぁ」
「お前んとこで働きたいんじゃねえの」
「どうだろう」
「話ぐらいつけねえと不当解雇でこの子保護するぞ」
「わかった、わかったから早朝出勤いってらっしゃい」
脳内で彼らが勝手にベタドラマを演じはじめてどうしよう/(^o^)\