09/11/09 12:20:37 IhjgYjiS
時は昭和初期。金持ちの家にメイドとして住み込みで働き、病弱イケメン御曹司の世話係をしている喪子。
イケメンは小出恵介のような凛々しい男。体を拭いてあげたり背中を擦ってあげたりする。もちろん寝間着は和装。
「恵介様、お薬の時間で御座います」
「もうそのような効かぬ薬などいらん!……私の病はいつになったら治るのだ!」
「もう暫くの辛抱に御座います。そんなに大声を出しますと御体に障りますよ?」
「もうこんな身体などどうなっても構わない!……この家は次男である和也が継ぐことに正式に決まったよ。父も母もこんな病弱な人間を長男として産んだことを恥じているに違いない。最早私が死んだとて悲しむ者などこの世に誰もいないのだ」
「喪子がおります!喪子は恵介様にもしものことがあれば悲しみます。喪子だけはいつまでも恵介様の味方で、その病が治るまでお世話致しますから。だからそんな悲しいこと言わないでください」
「…そうか…そうだな……。すまなかった」
そしてなんだかんだあって恵介と喪子は恋仲になる。
この他に喪子や長男の味方の登場人物として運転手(ユースケ・サンタマリア)、庭師(加藤浩次)、次女(沢尻えりか)、探偵(江口洋介)がいる。
続く