09/07/21 19:10:57 QKkp5IkY
>>548続き
ホールに喪子が入ると、そこには無邪気系後輩と二人の男が立っていた
(関西弁ゆる兄ちゃんとS系美男子)
「喪子さん…だめです、こいつらボスの言ってた敵対する…うぐっ」
そこまで話したところで後輩は男に腹部をけられてしまう…意識を失ってしまったらしい
どうやら二人の男は喪子たちの会社と敵対するスパイ組織の人間らしい
それを見抜かれて、後輩は情報をはかされそうになっていたらしい
「…そいつを離しなさい」
喪子は照準を後輩をけった男にあわせる
「それはできねえな」
男が口をゆがめてにやりと笑う…同時に冷や汗が背中をつたった
「なあなああの子、さっき俺がいっとった超美人の子やで!そうやろ!てゆーかほんとかわいいんやけど!」
唐突に背のたかい男が破顔して話をしだす…てをふるな
「うるせえ、場がしまらねえからてめえはだまってろ、もしくは死ね」
「ぶー(´・ω・`)」
こいつらをボスが見せた危険人物のファイルで見たことはないはず…、たいしたことはないだろうと喪子は判断する(ほんとは後輩がファイルをしっかり渡せていなかったため)
大袈裟なため息をつきながら、喪子は言う
「もう一度言う、そいつをはなしなさい、出ないとうつわ」
「こいつがいるのに、か」
男がしゃがみこんで後輩の首ねっこをつかんで左右にふるが、それでも後輩は気がつかない
「ええ、見くびらないで」
瞬間、喪子がトリガーをひく。音ともに照準を合わせていた男の頬を血が伝う
途端に関西弁が笑いだす
「今めっちゃこわかったやろーこめかみやばいで!うわやば!」
どすっと裏拳を関西弁にくらわすと男はまたにやりと笑った。
「てめえがくるならこいつはにがしてやってもいい」
ひゅーっと関西弁が同意するように口笛を鳴らす
馬鹿にしている、そう思ったが顔には出さない
後輩よりかは私が行ったほうがいい…おそらく向こうも幹部クラスではないから、自分が足止めをしている間に必ず来てくれるだろう上司たちの応援を待つのが1番よいはずだ…
「いいわ、そいつをはなして」
男が後輩から手を離すと、ぐっとうめく
生きてはいるのか、と安心する
「5m以上、そいつから離れて」
喪子が言った瞬間、つかつかと男が近寄ってくる
目的がわからない、と動揺しつつも応じようとすると、なんと後ろから関西弁に羽交い締めにされる
「な…っ」
…油断ではない、全く気配を感じなかった、のだ
こうなってしまえば男と喪女、力の差は歴然である
「んーやっぱ女の子はつるつるしとって抱きごこちがええわー」
関西弁が頭に頬擦りをしているのに抵抗しようとした刹那、前から来た男に殴打され喪子は意識を失うのだった…
というわけでこのあと、上司救出編、同期救出編、後輩救出編、組織に見捨てられた喪子を愛してしまう男編、関西弁編などあります
小さいときからさらわれた自分を助けにきてくれる男の子の妄想が止まらん…
携帯から長文すんませんでした><