09/07/13 00:15:00 NrPBJqWo
ある日電車に乗り遅れてしまった喪仔。
仕方なくホームで待っていると某ひびわれメイクにそっくりの男性が後ろに並んだ。
(うわ・・・これは似すぎでしょww)
本物とでは?と思うも、小心者の喪仔は話しかけることなんて到底不可能
ただ興奮を抑えて電車を待つだけだった。
トントン
肩をたたかれ振り向くと、目の前には彼の顔が
女性らしくない悲鳴をあげて後ずさりすると、彼はあわてたように言った
「ああ、いきなりすみません!そんな怖がらないで大丈夫ですよ
それであの、その、突然なんですけどそれ…」
彼はおずおずと喪仔の鞄を指さす。
喪仔の鞄についてるのはゲーセンで取った◎ースカのぬいぐるみ
視線を少し上げると困ったようにはにかむ彼の顔
「それ僕にいただけませんかねぇ?」
「・・・いいですよ」
「ほんとに!?」
目をキラキラさせて喪仔を見つめる
ひび割れに似てるけど、ただの変な人なんだなと思いながら◎ースカをバックから外し
彼に手渡そうとした・・・
「あ、やっぱ駄目です」
「えっ!?」
「これはひび割れメイクの人も好きなんです!だからあげたくないんです!
私と彼を一方的につなぐかけ橋なんです!いやほんと大好きでね…」
おそろいだと思いだし、あげるのが惜しくなった喪仔
そのままテンションが上がり思わず語りだしてまう。
ハッと我に帰った時、彼は又困ったよう笑っていた。
(やっちまったぜ!)
と思っていると
「それ、僕なんだけど…」
「・・・・・・は?」
やっと電車がやってきて喪仔達の前に止まる
「確かにそっくりだけど・・・」
「・・・僕です」
「・・・とりあえず電車の中で話を聞かせてください。」