09/05/08 04:08:37 D7Nbi94T
>>48続き
足もとの赤い絨毯は、一直線に魔王の元へと伸びているようだった。唯でさえ乱れた呼吸は、決して長い道のりではないはずのその距離を永遠に続くものであるかのように錯覚させた。
黒々とした大きな影が目前に迫ったそのとき―ごう、と大きな音を立て、広間の松明が激しく燃え上がった。
広間が一気に明るくなる。勇者たちの目の前に、先ほど影と同じ色の豪奢な玉座と、それに深く腰掛けた魔王の姿が浮かび上がった。
全てが玉座と同化していた。長いマントも甲冑も、冠も。その体さえも、白を恨み、光を憎んでいるかのようだった。
「よ、くぞ、ここま…で…来たな…人、間…め、が…」
地の底から這い上がるようなおぞましくも恐ろしい声は、すでに息も絶え絶えだった。これはどうしたことかと立ち竦む勇者たちの目に飛び込んできたのは、魔王の体に深く突き刺された剣だった。
あれは、と誰かが言った。声が震えている。見覚えのある、剣だったのだ。
いっそとどめをさすべきか、それともあの剣を調べるために近寄るべきか逡巡し、勇者が一歩だけ踏み出した、その時。
ごく自然な動作で、玉座の後ろから細い影がするりと姿を現した。脇腹あたりから心臓目がけて斜め上に刺さっている剣の柄を握り、何の躊躇いもなく引き抜いた、その細い影は。
「お、前…」
ここで力尽きたので中略。
「―魔王は今、滅びた」
「そして今、この時を以て、私が魔王の座を受け継ぐ」
「つまり、お前の敵は私ということだ」
「始めようではないか勇者殿。魔王を討つために、来たのだろう?」
その後、一進一退の攻防が続き、これで最後だという時に主人公が剣を後ろに放り投げる。振り上げたときの勢いで。
そして勇者に斬られ、倒れる。倒れかけたのを慌てて勇者が抱いて支える。
すると大きな揺れが起こり、城が崩壊してゆく。
最後の力を振り絞って、逃げろ、と言って突き飛ばし、自分は後ろに数歩よろけてから座り込み、
他の仲間たちに無理やり引っ張られながら連れ出され逃げる勇者に向かって微笑みながら拳を突き出し、開いて手を振る→大きな瓦礫が落ちてきて勇者の視界から消える
というお約束展開。
はーすっきり。初めて妄想したまんまを文章にできたかもしれん。
ちなみにパーティ構成とか魔法とかよく解らないので適当に。
失礼しました。
50:彼氏いない歴774年
09/05/08 04:28:30 GicxxAlD
>>49
文章umeeeeee!!
こういう妄想あるあるw
51:彼氏いない歴774年
09/05/08 20:48:45 5hdhdjNH
( ゚д゚)ポッカーン・・・・・・
52:彼氏いない歴774年
09/05/09 00:16:15 +ZNnez0F
ダーカーザンブラック
53:彼氏いない歴774年
09/05/09 00:25:46 +Ym606Dq
学校にいる陰キャラ双子に前から後ろから....
54:彼氏いない歴774年
09/05/09 01:03:41 Y54jcACy
リアル弟が全く可愛くないので妄想で全く別の弟を創造した
私より頭ひとつ半くらい大きな弟
大型犬みたいな感じで人懐っこくて何だかしっぽをフリフリしてるのが見えてくるような背がデカいのに可愛いやつ。
今日も買い物に行ってくると言ったら、
「俺も行く!」なんて急いで自分の部屋から出て来た。
慌て過ぎて盛大に転んでいた
ドジな所もまた可愛かったりする
ある程度買いたい物も買えて喫茶店で一息ついていると、
「こうやって二人で居るとさ、カップルに見えちゃったりするかな?」
屈託のない無邪気な笑顔で言ってくるもんだから「冗談やめてよ」
とか恥ずかしくて思わずそう返してしまう
買いすぎた荷物を持ってくれて、家に着くと
「終わっちゃった、久し振りの姉ちゃんとデート。早かったなあ」
そういえば最近全然構ってあげてなかったっけ
思い返せば私は仕事ばっかり、弟は部活が忙しくて家でもあんまり話してなかったな
「じゃあ今日は、久し振りに姉ちゃんが美味しいご飯を作ってあげよう!」
「…! 俺、姉ちゃんの作った飯大好き!」
弟の好きなオムライス、喜んで食べてくれると良いな
妄想の中だけでもシスコンな弟が欲しくてさ…
大型犬ぽくてドジで天然たらしなシスコン弟とかどっかに落ちてませんか
55:彼氏いない歴774年
09/05/09 11:39:55 kfypLFNm
彼氏がいて、友達がたくさんいる妄想ならよくしてる。
専用ノートに各自のプロフィールまで書いてある。
誰かに見られたら死ぬ。
56:彼氏いない歴774年
09/05/09 17:22:04 nZSkSLk+
海上自A隊某所某基地の売店でバイトする私。
おばさんおっさんばかりのバイトの中ある意味紅一点の若い自分
いつのまにか看板娘になって自分がバイトする日だけ売り上げが上がる程。
モッテモテだけどのらりくらりとかわす私には理由があった。
それは友達以上恋人未満のドイツ人と半同棲していた。
ある日、頑張り屋(痛■■■□□)の私はバイト中に貧血で倒れてしまう。
A(自A官で当然私に気がある逞しいおっさん■■□□□)が医務室まで運んでくれる。
(バイトが自A隊の医務室を使えるのかとか"医務室”があるのかは知らん)
心配だから家まで送っていくよ、というAにそんなの悪いよ…と断る。
A「また倒れたらどうするんだ。顔色も悪いし…最近、その、すっかり痩せてきたし」
なんだかんだでドイツ人を召還する事に。(Aは“迎えに来る友人”が男だとは知らない)
門で一緒に待ってくれるA。
やってきたドイツ人まっちょに呆然。お礼を言って先に車に乗り込む私を他所に、Aにドイツが頭を下げる。
ドイツ「朝から顔色が悪かったんですが、このバイトだけは楽しそうにやっているので、つい…。
本当にご迷惑をおかけしました」
A「(あ、朝から…?)いや、いいんだ。」
悶々とするAをおいて、私とドイツ人を乗せた車は走り去っていく…。
(■■■■■ΞΞ■∑!!メーター破壊)
その後ドイツが独占欲が強くてなかば監禁状態みたいになったり、Aが兄、先輩通りこして父親風を吹かせたり
ドイツVSAになったり、第三者ストーカー被害にあってAとドイツがSPになってくれたり…とネタは尽きない。
自A隊についてはさっぱり知らん。基地に入ったことすらない(^q^)
ドイツは某国家擬人化が元だがそっからどんどん都合の良いようになってる
恐ろしい事にドイツとAが自分についてしゃべってる会話を妄想するだけで平気で一週間過ごせてしまったりする
え・・・自分だけじゃないよね?みんなも妄想だけで生きていけたりするよね?ね?
57:彼氏いない歴774年
09/05/10 14:28:14 kB/Xwixb
異世界迷い込み系が最近のツボ
それも、言葉のレッスンからスタートとかがいい
喪子は二十代半ば、新人ではなくベテランでもない位の社会人
ある日の会社帰り、住宅街を歩いていて突然森に遭遇
ビックリして振り返ると後ろも森、傍らに美しい泉
突然知らない場所に出てしまった、数日間森の中でさ迷い
結局、戻ってきた美しい泉の傍で喪子は意識を失う。
次に目覚めた時に目にしたものは、美しい天蓋と豪奢な部屋
傍らに付き添う、金髪碧眼の美しい青年だった……
しきりに話しかけてくる青年だが、喪子には何を言っているのかわからない
世界の端では水が落ちる地図、指先に光がともる不思議な現象
喪子はそこが異世界だと気付く、意味の分からない状況と不安
喪子が涙を流すと、青年は安心しろとでも言うようにそっと抱き締めた
それから、喪子は青年の家で暮らすことになる
単語から、日常会話、等を老齢の男性(じい的な)等に家庭教師をしてもらい
また、礼儀作法も教え込まれながら生活を始める
段々言葉が分るようになって理解したのは
青年の家柄が高位の貴族(公爵とか)であることと、騎士でもあること
おまけに、喪子は身体的な特徴からか、子供っぽい性格からか
此方の世界では歳相応に見られていないと言うことだった
使用人からはあだ名のように「ちい姫様」と呼ばれているし
勉強などを頑張ると、ご褒美にと高価なお菓子やら人形を貰える
青年が選んでくるドレスもヒラヒラの可愛らしいもので
それは……と嫌がると、青年は駄々っ子をあやす様に撫でたり抱き上げたりする
身体的にもこの世界の人間は、遺伝子的に喪子より遙かに体格がよく
その点から、十台初めから半ばに掛けてのような扱いを受けるのだった
喪子はどうやら青年の養い子として引き取られ
この世界でノーブルの仲間入りを果たしたことになったらしい
この後、青年の甥っ子(兄の子)のツンデレ銀髪少年(十代)と顔合わせをさせられたり
カミカミの単語練習や、人形を抱えて寝るのを見られて、青年にこっそり萌えられたりしつつ
喪子は青年と穏やかな異世界ライフを過ごすこととなる
心の中に元の世界の友人や親兄弟を思いながら……
(続く)
58:彼氏いない歴774年
09/05/10 14:32:42 kB/Xwixb
(>>57の続き)
いくら歳月がたっても帰れる兆しが無く、喪子もこの世界に根を下ろす決意をしていた
青年は喪子を可愛がり、喪子も子供じゃないと主張しつつも青年の庇護下のもと
銀髪少年と喧嘩の末打ち解けたり、青年を癒したり、初めての恋文を貰ったり
じいに(賢くお育ちに…)と泣かれたりしつつ幸せな生活が続いていたのだったが……
ある日、青年の所にある女性が現れる
その女性は公爵令嬢で、青年のことを気に入っている女性
ボンキュッボンのスタイル抜群な女性であり、青年との婚姻を望んでいる
何処の出とも知らない養い子を疎ましく思ってもおり
また、青年が喪子が…とか、喪子と…等とばかり話しているので
何とかして喪子を追いやろうと考えていた
喪子も、付き合いだと、公爵令嬢と出かける機会が多くなる青年を見て
段々と面白くなかったり、寂しさを感じたりするようになる
そんな落ち込んだ喪子を励まそうと、銀髪少年は以前にも増して喪子に寄り添う
ある日の晩のこと、遅い時間に、貴族階級の騎士の付き合いから帰った青年は
いまだ喪子の部屋に少年がいるのに眉を潜める、注意するため喪子の部屋に向った青年は
仲良くベッドに寝転ぶ二人を見て激昂する(喪子的には弟のような感覚なだけ)
少年は青年に頬を殴られる、少年を庇う喪子に青年は更に激昂
喪子は軟禁状態にされる、それでも喪子は「少年はわるくない」と青年に訴え
それを聞いた青年は輪を掛けて不機嫌になる
そんな話を聞いた公爵令嬢はこれはいい機会だと思いつく
ある夜会の日、青年に向かい、年若い二人、この際だから交際を許してあげたらいいと
少年の許婚となれば養い子様の未来も安泰で、御家の発展にも繋がるでしょうと
青年にアドバイスする、そんな公爵令嬢の言葉に表面上では微笑みながら流す青年
まだ早いのでは、あの子はまだ幼い、礼儀作法も十分でない
公爵令嬢の焚き付けに、色々と理由をつけて悩みながら岐路につく青年
己の館が近づいてきたそのとき、青年は見てしまう
部屋のテラスと、その下の庭先で人目をはばかり言葉を交わす少年と喪子を
その光景を目にしたとたん、青年は湧き上がるような怒りを嫉妬だと気付く
青年は館に飛び込み、喪子の部屋に駆け込むと、喪子を奪い去るように抱き上げ
己の部屋へと進んでゆくのであった……
この後、青年との18禁ルート、青年の部屋にプチ監禁でも実は大人だから、
紆余曲折の後に、大きな包容力でラブラブ結婚ルート
純愛に勝るものなし、ツンデレ少年の決死の潜入、叔父さん僕に喪子をください!
ならば俺を倒せ!平穏、御家安泰幸せ結婚ルート
バットで監禁18禁、叔父、養い子、甥、愛憎の末に、私もとの世界に帰りました
え?あれって、夢だったのルートがあったりします。
59:彼氏いない歴774年
09/05/10 15:55:00 K1tEwHcg
全ルートでお願いします
60:彼氏いない歴774年
09/05/10 19:24:37 BDej+K8f
>叔父さん僕に喪子をください!ならば俺を倒せ!
禿萌えしたのに最後ワロタw
61:彼氏いない歴774年
09/05/10 23:09:26 xcf/oThh
>>57-58
(;´д`)ハァハァハァハァハァハァハァ…
62:彼氏いない歴774年
09/05/11 04:23:52 igcJqrKY
妄想とは少し違うけど中学の頃からこの歳になるまでずーっと何故か時たまパッと頭に浮かぶのが止まないセリフがある。
「キスしてくれるなら何でもするよ?」
……単に欲求不満なのかな?w
ちなみにセリフは黒縁メガネゆるパーマイケメンが跪いて手を取り上目づかいに囁いてくれてます。
63:彼氏いない歴774年
09/05/11 20:26:29 lulAlpS0
>>58
じゅんあい えんど たのむ
私の所には、脳内親友(男)の友達(男)が最近頻繁に登場する(要は二人とも脳内住人なのだが)。
昨日も、悲しい事を思い出してしまい、泣き出したら即飛んできた(笑)。
「ほら、ほっとくとまた、そーやって一人で泣くんでしょ」
ほっとけよ、大丈夫だから。
(突然抱きしめられ)
「…やだ。もう、そやって我慢して我慢して、息も声も殺して泣くなんて、
結局自分虐めるだけだよ。ね、もう止めよ?」
別に、君が気にしなくても…
「違う、俺がキツいの。そんな何でも一人だけ頑張んないで」
…この間は私が一人で居られるようにしてやりたいとか言ってくれてなかったか?
「うん、でもゴメンね。俺、やっぱそこまで大人になりきれない。…なれないよ…」
あのな…
「喪子さん、お願い。一緒に居て良いって、言って」
最後に若干苦しげに切なげに、
「駄目って言っても、今は離してやれないけど」
と苦笑して消えた。
この子が私の脳内彼氏に昇進したら笑ってくれ。
64:彼氏いない歴774年
09/05/11 23:16:30 CX+Jrel3
もじ
65:彼氏いない歴774年
09/05/11 23:22:02 9utVzvrm
>>63
萌えました
落ち込んでるときにこんな事されたらコロッといきそう。
>>57>>58を書いた者です
しつこいながら、まだぽろぽろっと、内容の妄想があったりするのでお許しを
ツンデレ銀髪少年との御家安泰幸せ結婚ルート後で……
叔父(青年)との決闘(喪子が欲しければ俺を倒せ、嫁取り試練的な)も乗り越え
理由をつけては喪子の嫁入りを伸ばそうとする、叔父&叔父の使用人達の妨害も乗り越え
幾らかたった日柄も良い日、喪子と少年(少し成長、青年期突入)の式は盛大に行われた
祝いの騒ぎも覚めやらぬ、遠くには三次会、四次会へと発展してる会場のざわめき(叔父の嗚咽込み)
そんな中、少年と喪子の初夜、広い一室、二人はベッドの上で姿勢を正し緊張しながら向かい合っている
沈黙が続いた後、少年はポツリポツリと喋りだす……
出会い頭からすでに、喪子が気になっていたこと、
喪子に対して、意地を張ったり、からかったりする度に自己嫌悪に陥っていたことに
叔父ほど優れた騎士ではなく、公爵家を継ぐ者だがいまだ未熟でもあること
今でも、喪子は叔父が好きで、己が好いた何だのと騒いだせいで、仕方なくここに居るのかもと考えてしまう等々
醜い嫉妬や、不安や思いを喪子に次々と打ち明けていく
そんな少年に喪子はそっと微笑む、私だって貴方に謝らないとならないことがあると
秘密にしていたが、喪子は此処とは異なる世界出身と言うことと、己の歳が上だということを少年に打ち明ける
少年は喪子の話に驚き、信じられないと言う、見目だって己より下に見えるじゃないかと
喪子は余りにも己を少女だと言う少年に、皆に幼く見えても彼氏だっていた事だってあったのよと言う
その瞬間、少年は眉をゆがませ、緊張で触れられずにいた喪子を強い力で腕の中に閉じ込める……
「……嫉妬深いと打ち明けたばかりじゃないか」
喪子の額にそっと唇を落とし、不貞腐れながらもそう言う少年
喪子は恥ずかしそうにしながらも、意を決して口を開く、本当は言うつもりも無かった言葉だ
「……でも、こんな事しようとするのは貴方が始めてよ、その、だっ旦那様」
彼氏と言っても子供の頃居ただけだし、そう囁き頬を染めた喪子の唇に、少年は愛しげに唇を落とすのだった……
喪子と少年の新婚生活は叔父(青年)が度々邪魔しに襲来したり
夫人となった喪子の宮廷生活にて、若い貴族青年を助け、惚れられ、夫が怒り決闘騒ぎになったり
夫がモーション掛けられてるのに嫉妬して、実家に帰りますと言い夫を慌てさせたりなバカップル生活です
他にも、青年のプチ監禁編での青年の喪子に対する執着や、喪子を甘やかす青年。
青年と暮らしている時点での、喪子社交界デビュー初めての夜会編やら、街中で迷子編、王族と喪子編、
等々妄想が止まりません、ファンタジー大好きです。
なんと言う妄想人……しつこい連投、お目汚し、失礼致しました。自重しロム専に戻ります。
66:彼氏いない歴774年
09/05/11 23:26:00 eUlhBhkc
いい妄想あげ
67:彼氏いない歴774年
09/05/12 03:56:02 kSim0VH/
>>65
すんごい悶々とする
あなたの妄想本気で全部読みたいわ
ところでどこに振り込めば続きが見れるのかしら・・・
68:彼氏いない歴774年
09/05/12 05:31:01 FWGQgxk2
>>65
この18禁乙女ゲームはいつ発売ですか?
69:彼氏いない歴774年
09/05/12 10:08:58 hABE2Yrd
>>65
とっととトレビヤン!!!ぶらぼぉぉおお!!1!!
瞬時にビジュアルが脳内で再生されますた、おいしい妄想ありがとー!!!
70:彼氏いない歴774年
09/05/12 23:10:17 ML0/zx9a
>>65
テレパシーショッピングの周波数教えてください
71:彼氏いない歴774年
09/05/13 00:50:28 Ea7HnKHu
>>57-58
私は断然青年派だ。
出会いからして運命の二人じゃないか…。
72:彼氏いない歴774年
09/05/13 03:05:05 b6wWxgRR
文章下手なんで箇条書きで…
私=淫魔のペット。淫魔は肩幅の広い長身男。S。
私は淫魔のアレを飲むことでしか空腹を満たせない。
いつもは淫魔が私を襲うのだが、
たまに↑を利用して意地悪をする。
私「ご主人様…お腹が空きました」
淫魔「ふぅん」
私「……今日まだ一度ももらってないです」
淫魔「何を?」
私「…っ」
恥ずかしくて言えないので、その後1時間くらい我慢。
…グゥ。しかしお腹が鳴る。
泣きそうな顔で淫魔を見るが、彼は本を読み続けている。
(読書中は眼鏡使用)
私「ご主人様ぁ…」
我慢できなくなって淫魔にすがりつくが、
淫魔「邪魔をするな」
と大きな手で押しのけられる。
半べそでベッドに行き、とうとう自慰を始める私。
この後は
・「仕方ないな」と言って淫魔が襲う
・散々淫語を言わされた後で食事をもらう
・淫魔、ニヤニヤしつつ放置(後でちゃんとしてくれます)
・「空腹時ならなんでも美味いだろ?」と
エロいモンスター(触手系)をけしかけられる
と分かれます。はいマゾっ気あります。
駄文失礼しました。
73:彼氏いない歴774年
09/05/13 11:14:23 NIhNGK59
>>72
淫魔が某ドSな魔神で再生されたw
74:彼氏いない歴774年
09/05/13 20:34:05 Eer+hp30
>>72
こっちもテレパシーショッピングの周波数(ry
75:彼氏いない歴774年
09/05/14 00:56:01 E3upTzQC
深夜につき妄想大暴騰してとまんねえ
昭和の男装の麗人ネタ
微妙に下。
時代は開戦直前。
喪上川は海軍の男装士官。
下の名前も顔立ちも中性的。
混血ですらりと背も高く(日本人比)貧乳、フワフワした髪を短くして撫で付けている。
見た感じ二枚目。
さる駐在武官の娘で、秘密に関わってしまい、外国の機関から守るため軍に隠匿されている。
(理由は適当)
そのため性別を偽り、気象観測の士官として、海軍航空隊に所属していた。
成りは眼鏡の優男で、叩き上げやベテランには頭が上がらない毎日。
そんな喪上川少尉を気にかけるのが、戦闘機パイロットの日比谷大尉。
腕は確か、朗らかで飄々とした日比谷大尉は喪上川に会っては絡み、何かと飲みに連れ出し、酒を飲んでは絡む。
喪上川も日比谷大尉を憎からず思っているが、自分の正体だけは明かさずにいた。
そんな折、喪上川たちの気象班には、北は千島から南太平洋まで、太平洋中の気象情報が集まりだす。
各地域の気圧や風向、天候の集積、分析が命じられる。
時を同じくして、日比谷大尉もまた、いつもとは違う訓練に励むようになっていた。
喪上川が見る日比谷大尉は、時折何かを思うように真剣な顔をする。
76:彼氏いない歴774年
09/05/14 00:56:53 E3upTzQC
やがて、気象班では分析したデータを基に、ある地点への最適な航路を割り出していた。
その地点は、あの国の南の島の領土――
基地全体が、肌を刺す緊張を帯びてきた初冬の日。
「なあ喪上川、ちょっと付き合えよ」
久々に強引に日比谷大尉に連れ出されたのは、いつもの飲み屋。
海軍の制服、白い詰め襟に金ボタンの日比谷大尉は、見違えるように凛々しい。
「頼みがある」
日比谷大尉は周囲を見渡すと、そっと喪上川に囁く。
「下の毛、少しくれないか」
酒を吹き出しかけた喪上川は慌てふためく。
「はっ・・・毛、ってあの毛でありますか」
酒のせいだけではない、日比谷大尉の耳までも赤い。
「お前しか頼めないんだ。『処女』の毛でツキが回ってくるって言うじゃないか」
「日比谷大尉―」
言葉に詰まる喪上川に、日比谷大尉は尚も頼み込んだ。
「頼む。お前のことは口外しないから」
(日比谷大尉、気づいていたんだ…)
真剣な面差しで喪上川をみる日比谷大尉に、目が逸らせない。
「最後に一押し、この大勝負に勝負運が欲しい」
翌朝、飛行服を着て基地の中を歩く日比谷大尉に、喪上川は駆け寄った。
「日比谷大尉、これを」
折り畳んだ小さな紙切れを差し出す。
77:彼氏いない歴774年
09/05/14 00:59:57 E3upTzQC
日比谷大尉は、その紙切れに包まれた、ざらっとした感触を指先に確かめた。
そして、赤面する喪上川を見てニヤリと笑う。
「勝ってくるよ」
踵を返し、片手を挙げた日比谷大尉に、喪上川は敬礼した。
きっと時の風が、吹きますようにと祈りながら。
航空母艦に向かって、編隊が飛んでいくのを喪上川はずっと見送っていた。
短くまとめる才能なくてごめん。なんかもういろいろごめん
78:彼氏いない歴774年
09/05/14 07:02:27 aEMHX1y8
>>76
ハッピーエンドにしてくれえええええええ!朝から泣きそうだ!
79:彼氏いない歴774年
09/05/14 11:42:43 Ga3WxCUP
>76
そ、それで帰ってきたんだよね?
むしろ終戦後に二人で幸せになったんだよね?!
80:彼氏いない歴774年
09/05/14 13:28:27 FCU2VG//
>>76
ハッピーエンドの妄想をわっふる!!!(´;ω;)ブワッ
81:彼氏いない歴774年
09/05/14 15:16:53 kO5L4HqB
(*´Д`)=з
82:彼氏いない歴774年
09/05/14 17:54:11 HxCNbXsx
仲良し双子に同時に好かれる妄想をよくする。
一人称が「俺」のツンデレ・不器用系の兄と、一人称が「僕」の優しい弟。
もちろん二人とも美形。
二人は幼なじみの喪香に小さい時から恋してるんだけど、お互いの恋心に気付いていて、兄弟仲がいいので喪香に想いを言えないでいる。
天然ふわふわ系の喪香は、もちろんそれに気付いていない。
あとは三人の幼なじみの、これまた美形の男の子がいて、その人は喪香のことを妹みたいに大事にしてる。
それで、女の集団からのいじめ→閉じ込められる編や、デート編、18禁編(兄P、弟P、3P、ごうを煮やした兄貴分がわざと喪香を襲って助けられる)などなど…
83:彼氏いない歴774年
09/05/14 21:31:23 AFruBOjd
>>77
無事帰って来た後、
「実は…下の毛は恥ずかしいので腋毛だったであります!」
で足ズッコケというお笑いエンドだといいな。
84:彼氏いない歴774年
09/05/14 22:34:12 E3upTzQC
おお、こんなにレスありがとう。でも脇は勘弁www
一応こんな感じにワッフルしてみた
文才なくてすまん
昭和十五年七月。
かって南太平洋の覇者だった日本軍は、沖縄すら失陥していた。
連日特攻機が沖縄沖へと向かう。
歴史的大敗のミッドウェー海戦から生き残った日比谷大尉は、数少ない手練れとして防空のため連夜出撃していた。
だが、既に戦闘部隊は全ての手を使いつくし、パイロットは皆乾ききって力ない。
最後の戦闘部隊は、特攻部隊になろうとしていた。
日比谷大尉もまた、喪上川少尉に力なく微笑むだけだった。
若いパイロットが沖縄沖へと飛び立っていく。
隣に佇んだ日比谷大尉に、喪上川はぽつりと呟く。
「もう晴れなんか、無ければいいのに」
焼き付くような、憎いほど青い空。
大気は乾燥し、風も強くない。
気圧は高く、この天気は暫く続くと予想された。
絶好の出撃日和だ。それが悲しい。
「そうだなァ」
「こんなに空は青いのに、私にはもう空の青色が見えんのです」
「・・・そうか」
日比谷大尉は、空を見上げて息を吐く。
「俺には青だよ。燃えるような蒼だ」
目を細めた彼の瞳に、空の色が映える。
その日出撃した日比谷大尉の機は、発動機故障の無電を最後に、航路から永遠に消えた。
そして暑く晴れた八月十五日、戦争は終わる。
同年十一月
もう階級章もない、復員服を着た細い背中が墓前に佇む。
「日比谷大尉、もうこんなに寒くなりました。あっという間です」
手向けた線香の香りが、山あいの墓地にたなびく。
「今日であの日から四ヶ月も過ぎたんですね」
墓守りを失った日比谷家の墓に、ぽつりぽつりと喪上川は語りかける。
涸れ果てた涙はもう流れないけれど、瞳に悲しみは消えない。
「今でもまだ、私には空は色のない青のままです」
ひゅうひゅうと冬風にもがり笛が響く。
「見せたかった悲しみのない空の青は、この色かもしれないのに」
応える声が、ふと聞こえた気がした。
「俺は見えるよ、望んだ空の色が」
喪上川はゆっくりと振り向いた。
その目が見開かれる。
「日比谷・・・大尉」
誰よりも帰りを待ったそのひとが、そこにいた。
「お前に色のある空を見せたかった」
沖縄沖で不時着し、恥を忍んで捕虜になったこと。
助かったからには、もう一目喪上川を見たくてそう決めたこと。
帰ってきたときには基地は接収され、喪上川は消えていたこと。
85:彼氏いない歴774年
09/05/14 22:37:32 E3upTzQC
毎月、最後の出撃をした日、墓前に手向けられる供物で喪上川が来ていることに気付いたこと。
道すがら喪上川に日比谷は語った。
「きれいな顔した海軍さんて聞いたから、すぐ判った」
語る日比谷の瞳にはまた、明るさと力強さが戻っている。
「勝負には負けたが、命は拾った。俺は幸いだ」
その手には、ぼろぼろになったあの紙包み。
あの日のように赤くなった喪上川は、思わず目を逸らす。
不意に憂いるような顔で、日比谷は喪上川に問うた。
「捕虜になった俺を軽蔑するか?」
「いいえ」
「空の色は、見えるか?」
「こんなにきれいな青を、生まれて初めて見てます」
抜けるように晴れた硬い冬の青は、しかし青磁のように美しい。
「家、上がっていけよ。茶ぐらい淹れる」
「ありがとうございます」
「そのままずっといればいい」
もう色々とごめん
86:彼氏いない歴774年
09/05/14 22:55:23 NnbW+Xer
>>84-85
日比谷と喪上川が再会できなかったら私もう貴方の事どうしてやろうかとry
不謹慎だけど軍隊の上司部下はいいな・・・
87:彼氏いない歴774年
09/05/14 23:09:33 gtI+8nkH
うわあああああん!!!!!
良かった…。うう…どうかどうか幸せにね!
88:彼氏いない歴774年
09/05/14 23:29:23 jGCVKwVp
悶えをありがとう
今日はよく眠れそうだ
89:彼氏いない歴774年
09/05/14 23:46:48 uRk7XFZI
何かもう、良すぎる…
幸せを有り難う。
90:彼氏いない歴774年
09/05/15 01:23:07 Ow7EE8q4
ありがとう!
いい妄想でした
91:彼氏いない歴774年
09/05/15 03:18:56 rbI7Rtc7
ハッピーエンドをありがとう!!!
自分の妄想。
喪子とお兄ちゃんは兄妹でオタク。二人とも仲がよく、兄は大型わんこタイプ。
二階から「喪子ぉおおお!」と叫び、階段を滑り落ちた音がした。兄だ。
喪子が飛んで様子を見に行くと、案の定のたうち回る兄。けれど喪子をみるなり満面の笑みで
「テレ東!今!おまえの大好きな立木冬彦!でてんぞ!!!」
またはソファーで並んで柿の種食べつつ
「ピッコロってツンデレ?」
「いや、あれは悟飯デレ」
ぽりぽり
「萌え萌え~きゅんvvv」
「きゅんvv……やっばツンデレが一番人気か」
「黒髪ロングの法則ないか?一種の求心力があるようにみえる」
と考察交えだらだら雑談したり
「人がゴミのようだ!!!!」
「行くたびにそう言ってるよね」
「だって言いたくなるじゃんか。どうする?お兄ちゃんと一緒に回るか?ん?」
「でも一緒に帰って噂とかされると恥ずかしいし……つか西行くなら私の分もよろしく」
「任せろ。どこどこどこ?」
「上海アリス」
「ムリ!!」
ってコミケいったり
と、二人でほのぼのまったりと日常過ごしたい
92:彼氏いない歴774年
09/05/15 04:02:50 qaJbaPO3
>>91
なんだこのほのぼのけしからん
その兄ちゃんおくれ
93:彼氏いない歴774年
09/05/15 10:55:46 MA/w6Auf
>>84-85
墓のシーンでバッドエンドかと思って目が潤んだよ・・・
ハッピーエンド有難う!!・゚・(ノД`)・゚・
94:彼氏いない歴774年
09/05/15 11:04:00 MA/w6Auf
>>91
今は2人とも大人になってしまったが、若い頃の自分と弟がゲーオタ兄弟だったな。
弟がどんどん新しいハードやソフトを買ってくるのでやらせてもらったりオススメ教えあったり
攻略方法教えてもらったり、コタツに入って代わりばんこにプレイしたりして楽しかったなー。
弟はわんこタイプじゃなくて口の悪いツンデレだったが。連投の上スレチスマソ。
95:彼氏いない歴774年
09/05/15 23:44:49 J2VH/+Bt
>>91
こんな兄ちゃん欲しいわー
転げ落ちてくる辺りで超和んだよ!
ものっそいレス貰ってびっくりした!ありがとう。
おまけ。
ある日、離れ離れだった喪上川父(元海軍中佐)が喪上川を迎えに来る。
知らん男と娘は結婚させん!と焼け残った金沢の別邸(※金持ちのイメージ)あたりに連れ帰される喪上川。
喪上川父は、何とか食い下がる日比谷を家に上げるものの、話も聞かず冷たくあしらう。
とりあえず離れに泊めるが、喪上川とは会わせて貰えない。
そうして二、三日過ぎたある夜、喪上川父は離れから聞こえてくるショパンの調べを耳にする。
亡き妻の遺したピアノが、離れには置いてあった。
調律もされていない、少したどたどしいノクターンに、思わず喪上川父は日比谷に訊ねる。
亡き戦友が好きだった曲だと答える日比谷に、喪上川父は黙り込む。
真珠湾、アリューシャン、南方、沖縄へと転戦し続けた日比谷の戦歴と人柄を調べ上げていた喪上川父は、そのノクターンの音色に遂に結婚を許す決心をしたのだった。
この後ボタン連打で喪上川父に土下座(一分間に70回以上でクリア)のお嬢さんを下さいミニゲームつき。
クリアすると喪上川父に一発殴られる。
長々とすまん
96:彼氏いない歴774年
09/05/16 00:14:23 IlfItwXT
>>95
ちょw最後www
97:彼氏いない歴774年
09/05/16 00:59:44 +IoieVgL
妄想で少女のような上品で色気のある清爽で可憐な女性。
98:彼氏いない歴774年
09/05/16 01:21:02 S0bQAkcX
手のひらサイズな妄想
小さい頃「南くんの~」とか見てました
連休前、残業終わりの会社のフロア
仕事も終わり、疲れがたまっていた喪子はついウトウト
ハッと目を覚ましたときには何故か景色がガラリと変っていた
目の前には電源を落としていない大きなパソコン
保存完了となっている、先ほどまでやってた仕事のデータファイル
喪子は二、三回目を擦ったり、頬を抓ったりする
それでも変らない周囲、机の端から端を歩いて見てもやはり変らない
……小さくなってる、一通り現実と戦って導き出した答えはソレだった
「あれー喪山、PCの電源落とし忘れて帰ったのか」
喪子が途方に暮れていた時、突然明るい声がフロアに響く
この課のムードメーカーで、喪子より数年先に入社した頼れる先輩だ
最近は業績を伸ばすために、遅くまで外回りをしているらしい
「抜けてるところあるからなー休み明けに、からかってやろー!!
まあ、頑張ってたんだろうし、関心関心」
先輩の足音が段々と近づいてくる、喪子はどうするべきかと悩んだが
隠れる場所もないし、隠れるよりもどうにかこの現状を打破したかった
喪子は目立つようにPCのまん前に立ち、先輩が来るのを待つ事に
「……幻覚、妄想?俺ってば頭逝っちゃったかー」
「幻覚じゃありませんー、先輩へるぷみー」
「何ゆえ手のひらサイズ、ああごめん喪山、俺の妄想が、キミを餌食に」
「妄想じゃないですー、生です!!生!!」
「……マジか、理由は?」
「……マジです、分りません」
何なら触って見てください、と手を差し出した喪子に
先輩は恐る恐る指先を寄せてくる、躊躇いがあるその指先を喪子は両手で掴んだ
びくりと揺れる指先、喪子は離すまいと縋り付く
この場合頼れるのは彼しかいないのだ、喪子は一人この状態でどうにか
出来るなどと思えない以上、何としても逃がすわけには行かない
「ほら、本物でしょ……それにしても、随分小さくなっちゃいました」
「こっ、こら!!指にくっ付くな、ちょっつ、腕を回すな!!」
「だって先輩引っ込めて、どっか行きそうなんですもん、おいてがないでー」
「おいて行かない!!行かないから、体ごとくっつくな///」
とりあえず、連休中、先輩は喪子を自分の家に連れて行ってくれることに
喪子は先輩の胸ポケットに入り、ゆっくりと先輩の帰路を堪能するのであった
(続く)
99:彼氏いない歴774年
09/05/16 01:24:37 S0bQAkcX
(>>98の続き)
「意外と羞恥心無く買えた……これも時代か」
「アキバは何でもアリですね、ドールサイズ入りそうでよかった」
昨今の日本では人形の服を、男の人が買うのも恥ずかしくない
なんせオタクの聖地では何でもアリだ、そうでなくても何でもあり日本凄い
ベッドも、小さな部屋も、お風呂もあった、先輩の部屋に間借り状態だ
喪子は現代技術に感動しながら、先輩の家で先輩が作ったミニおにぎりをほうばる
先輩はから揚げなんかもちぎって用意してくれて、至れり尽くせりだ
「しかし、どうしてなんだろうなー……なんかしたのか」
「いえ、ぜんぜん、これといって」
今日の仕事も普通にこなしていただけだ、特に変ったこともない
明日からは待ちに待った連休、しこたま寝るくらいしか予定を立てていない喪子
小さくなる薬を飲まされるほど名探偵でもないし、私を食べてのクッキーも齧ってない
「そういえば、連休でしたねー、先輩予定とか大丈夫でした?」
「ん?ああ、特に無いな……でも、いや、なんでも」
「彼女さんと予定とか?それなら其方に、私も元々……」
「予定があったのか!!だれだ!!事業部の大山か、山田か?総務の佐々木?」
「え?いえいえ、友人と遊ぼうかと思っていたと言おうと」
「なっははは、そうだよな、まァ、友達と遊ぶのは良いことだよなハハハー」
「???」
先輩の妙な探りにも喪子は気付かず、夕食を終えた後はお風呂タイム
ドールハウス用のバスタブにお湯を貰い漬かる、今では妙に静かな先輩
ついたての遙か先では、正座でこちらに背を向け座っているのが視界に移る
「先輩ーありがとうございます良いお湯です」
「しゃっ喋りかけるな!!今、俺は煩悩と言う最大の敵と戦っている」
「何で正座なんですか?普通に寛いで下さいよ、別に見えるわけじゃないですし」
「お前は狼の気持ちが……いや、忘れてくれ、うん、今は無理だしな」
お風呂に入れば後は就寝だ
喪子は先輩のベッドの枕もとの当たりに、ドール用のベッドを引きずって運ぶ
「………何でそこに持ってくる、あそこ(ドールハウス)で寝ろ」
「良いじゃないですか、修学旅行みたいで楽しいですよ」
「修学旅行は男女別だろうが、お前なァー俺がどれだけ……」
「だって、その……不安で、こんな事になって」
「…………」
「先輩の傍にいると、此処にいるんだなーと実感できて、安心するんです」
「……まあ、いい、そこで寝ろ」
とまあ、そんなこんなで色々なハプニングに見舞われながら連休を過ごします
連休最後辺りで先輩暴走告白、喪子もそれに答えてキス
それでボフリと小さい状態から、元の姿に戻りますが、そのとき着ていたのは
先輩に買ってもらったドール用のお洋服で……
我慢ならんな18禁編突入です
先輩に、ミニサイズの間中誘いっぱなしだったぞと攻められます
100:彼氏いない歴774年
09/05/16 01:33:04 0NMfIi63
>>95最高すぐる…(*´Д`)
101:彼氏いない歴774年
09/05/16 14:25:08 ljILU4Lu
特に可愛くもなく美人でもないが中性的な雰囲気を持つ自分は大人のお姉さん達からモテモテ
レズではないが大人のお姉さんにチヤホヤされたい願望がある
102:彼氏いない歴774年
09/05/16 14:36:13 JzbDrc4K
>>101
分かるわー
自分の場合は多少レズっ気があるのかもしれない
103:彼氏いない歴774年
09/05/16 15:05:51 lLd86yUi
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
104:彼氏いない歴774年
09/05/16 15:45:16 Yq2Z4FTa
喪女板の顔面偏差値スレで、私が変顔を晒すとそれが大好評→以降変顔評価スレになる
という妄想をよくする
ささやかなのに実現不可能で寂しい。
105:彼氏いない歴774年
09/05/16 17:17:26 COT+PNh2
>>98-99
やばい。今更ながら萌えた。
先輩も喪子も、やたら可愛いのですが・・・。
106:彼氏いない歴774年
09/05/16 17:45:43 HeR+Kbnc
軍艦島を未婚者の島に再建して、結婚したら離島
107:彼氏いない歴774年
09/05/16 19:08:35 Rm39SLLI
>>101
分かる!自分はレズとかの意味じゃなくて、お姉さんたちに可愛がられたい、てか過保護にされたい
とあるイケメン強引男に猛プッシュされて惹かれていく喪子と、職場のお姉さんたちとの日常
デートの日がお姉さんたちにバレて、
「何かされそうになったらすぐに電話しなさいね、すぐにあの男の(ピー)捻り潰してあげるから」
「喪子ちゃんとデートするなんて、あの男ちょっと顔が良いからって調子に乗って…」
「いーい?朝帰りなんて絶対にダメよ」
など色々小言を言われたりとか、迎えにきた男と
「喪子に手出してみなさい。一生後悔させてあげるから」
「怖いなあ、まあ覚えておきますよ」
なんて氷点下の言い争いをして欲しい
こんな細かいとこまで妄想してしまうww
108:彼氏いない歴774年
09/05/16 19:33:31 hQtyUGQI
>>107
自分もよくそういうシチュ妄想する!
ただしお姉さんたちは全員オカマ
109:彼氏いない歴774年
09/05/16 21:05:53 oIdXHt22
>>91
それは…それはだめなんだよ。
…自分は概ねその妄想の通りの生活してる。まあ相手は弟だけど。
弟が東方同人誌買ってきて好きなキャラについて論議したり。地霊殿になって急に難しくなったよねとかぼやいてみたり。
ロボットの知識を仕込んだのはこっちなのに、今じゃ遥かに弟のほうが詳しくてさ…。ホワイトベース級6番艦なんて知らないよ。
モンハンやってる弟に、「昔はモンスターハンターってのは竜退治に飽きた奴の職業だったんだがなぁ…」とか、遠い目をして語ってみたり。
こういっちゃ何だけど、その点については幸せだ。
でもさ、弟ってのはいつかはきっと家を出て行くんだよね。
あるいは仕事で、あるいは恋人でも作って…さ。
月光を受けて銀色に煌くアレでも用意しようかな?
110:彼氏いない歴774年
09/05/16 21:16:20 +2Vfgafy
近未来戦争ネタ。
部隊は今より数十年先で、宇宙線が増えたために空を飛ぶことができなくなった世界。
喪子のいるA国は海をはさんで隣のB国とずっと戦争をしている。
戦闘機を飛ばすにも人が乗ることはできないので、地上や船上で無線操作で動かしている、いわば実物大ラジコン。
喪子は幼いころ軍人の父にその才能を見いだされて以来軍の中で英才教育を受け、
いまやエースパイロットとして最高の撃墜数を誇り、戦女神の二つ名で敵味方から恐れられている。
そんな日々を過ごしながらも、喪子には「いつか自分で空を飛ぶ」という夢があった。
まだ普通の少女として生きていた幼い頃、名も知らない青年にもらった一見何も入っていない小瓶。
瓶とと同質のガラスでできた蓋をきっちりと閉め、溶け合わせて密封された瓶の中には、空が入っているとその青年は言った。
はるか上空、今や人が行くことのない場所。その場所の空気を封じ込めたものなのだと。
喪子は幼いころからこの小瓶を眺めては空に対する憧れを膨らませ、同時に青年をずっと想ってきた。
いつか空を飛ぶ、そうすればもう一度青年に会えるのだと、根拠のない確信を持って。
そして喪子は、いまや骨董品になってしまった有人飛行機をよみがえらせる―
と、ここまでがベースの妄想。ここから日によって
・有人飛行機を作るのを手伝ってくれた幼馴染ルート
・小瓶をくれた青年(敵国の人間)ルート
・小瓶をくれた青年(実は上司)ルート
に分かれる。
最近のお気に入りは青年(敵国)ルートだけど、なんか実際は空飛ぶ妄想しかしていない気もする。
111:彼氏いない歴774年
09/05/16 23:32:46 JzbDrc4K
オカルトが好きだああああああ
喪みじは北海道の山奥に住む美少女。
(北海道のひとごめん)
人と関わらず、戸籍にも登記されず、ひっそりと生きている。
肌が透けるように白く、切れ長の目をした、黒髪ロング美形少女。
目が会うと死ぬと言われ、地元の猟師の間ではその存在はタブーになっている。
ある日、喪みじの家(日本昔話的なアレ)に、一人の青年が迷い込んでくる。
ザックを背負って、装備は立派だけれど、顔にはまだ幼さが残っている。
青年は父親と冬山登山に来て遭難した高校生だった。
戸口に倒れ込んだ青年をいろり(w)の側に運んでやり、凍傷になった手足をぬるま湯で温めるうちに、青年は断続的に意識を戻す。
「ここはどこですか」
「私の家。残念だけれど、お父様は亡くなってる」
「父は何処ですか」
「朝ヶ峰の雪庇の下にいる」
「あなたはだれですか」
「私の名前は喪みじ」
喪みじは水を与え、青年を眠らせる。
そして青年が病院で目を醒ました時、喪みじの姿はどこにもなかった。
父は喪みじの言葉どおり朝ヶ峰から転落しており、青年のザックからは派手なピンクのカラビナが消えていた。
誰に聞いても喪みじなどという少女の存在はなく、それどころかあの山には人家すら無かった。
青年は登山を止めず、やがて山岳警備隊に入る。
ある暴風雪の夜、青年は山小屋で夢を見た。
雪原に立つ喪みじの手には、無くしたピンクのカラビナ。
「きれいね、これ」
雪に沈むこともなく、白い着物姿で雪原に佇んでいる喪みじ。
「貴女は誰なんですか」
「私は喪みじ」
「貴女が―山姫と呼ばれる方だったんですね」
喪みじは否定も肯定もしない。
「私は私。・・・また誰かが助けを求めてる」
「何処ですか?」
「見えないものを見る目を与えましょう、ただしあなたの命と引き換えに」
ややあって青年は頷いた。
青年には母親はおらず、父は山で死んでいた。
喪みじが両腕を広げると、大きな白く美しい鳥に姿を変えた。
青年が目を醒ますと、丁度無線機に救難信号が受信されていた。
青年には見えた。
悠々と空を舞う鳥の目から見た遭難者たちの様子が。
青年は救助隊に勤め続けた。
助けられた人間もそうでない人間もいたけれど、何故か彼は要救助者を真っ先に見つけ出した。
そうして青年はいつしかリーダーとなり、救助隊を年齢まで勤めあげた。
112:彼氏いない歴774年
09/05/16 23:35:14 JzbDrc4K
そして最後の現場で、滑落し行方不明になった。遺体は見つからなかった。
山奥で道に迷った大学生は、不意に霧の奥から現れた中年に助けられたという。
元の道に出た時に顔をあげると、中年は霞と消えていた。
顔はどうしても思い出せず、ただザックについていたピンクのカラビナと物静かな口調だけが思い出されるという。
何がしたいのかもはや意味不明サーセンwww
果てないwww妄想をww君にw捧げよう
113:彼氏いない歴774年
09/05/16 23:57:30 XN+PtVHz
>>109
Arkですね
114:彼氏いない歴774年
09/05/17 00:33:17 n2xu/2pv
>>111-112
何がしたいのか不明w
萌えというより普通に面白かったぜ。
あと喪みじって素晴らしいネーミングセンスだな。
青年のまま喪みじと結ばれるエンドもあっていいと思います!
115:彼氏いない歴774年
09/05/17 00:43:51 ex4Eev1s
>>109
それ使っちゃらめぇぇぇぇ!
116:彼氏いない歴774年
09/05/17 01:08:11 wrzdEMWH
社内の集まりが終わると外は雨。駅まで歩かなきゃいけないのに傘は持っていない。仕方ないので止むまで雨宿りしよう。
すると同期(身長172センチ。好きな食べ物はケーキ。香水はブルガリブラック。優しくてイケメンなのにチャラくない。笑顔が桜井和寿似。手の血管が浮き出ている。決してアウトドア派ではないもののソフトマッチョ。)がやって来た。
偽桜井「どうしたんですか?」
私「傘持ってないんで^^;」
偽「俺車なんで駅まで送っていきましょうか?」
私「えっ、いいんですか・・・」
―車内―
偽「そういえば喪さんって家どこなんですか?」
私「〇〇ですよ」
偽「!!じゃあ俺と家近いですね。どうせだからこのまま送っていくよ」
私「ありがとうございます」
偽「遠慮しないでいいから^^」
―家付近―
偽「じゃあね」
私「はい。ありがとうござ」
偽「待って!(沈黙)実は前から喪さんのこと好きでした」
―愛いっぱいのキス―
車内の会話で仲良くなり途中から敬語じゃなくなるだがしかし告白は真剣に敬語になるのが味噌
117:彼氏いない歴774年
09/05/17 01:21:16 zyasyZOY
ここのスレのせいで妄想が止まらないwwww
喪子は貧しい街に生まれ、捨て子だった。スラムのような汚らしい街の隅で、金持ちに蹴飛ばされ、
その懐から財布をすってはその日食べるものを買う。骨と皮だけで出来ているようなガリガリの体の子どもが、
喪子と同じように路上に寝ころんで生活している。水溜まりから泥のような雨水を啜り、
残飯を飢えた野良犬と取り合う。道を歩く仕立ての良いスーツを纏った人間は、口をゆがめてそれを笑った。
彼らを見るに付け、喪子は貧富の差を憎み、迫害を嫌い、何ものにも負けないよう強くあろうと決意した。
それと同時、犯罪を犯さなければ今日食べるものもままならない自分を情けなく思い、深く嫌悪した。
いつかここから出て、そうして必ずここに戻ってくる。朗報を持って…。喪子はそれを拙い頼りとして、苛烈な日々を送っていた。
いつしか喪子は、17を数える年になった。
ある日、いつものようにぼろにくるまったまま道端にしゃがみ込んでいる喪子の前で、誰かが立ち止まる。
また顔を踏まれ唾を吐きかけられるのかと、眉間に皺を寄せて見上げると、目の前の男と視線が合った。ひん曲がった煙草に、
ぼさぼさの頭、無精髭、スーツはよれて皺が出来、とても上流とは言えないくたびれた様子の男だ。
喪子は意外に感じてまじまじと男を見つめる。何も言わないまま、男も喪子を見返した。
「な、何か用?」きつい口調で喪子が言うと、男はすっと手を差し出した。「俺は、会社をやってんだけどよ…
従業員が足りねぇんだ。お前、働かないか?」にわかに信じられず、喪子はいぶかしむ。一体どういうつもりだ?
身よりのない人間を集めて臓器でも売ろうというのか…。しかし目の前の男の目は眠たそうに半分閉じたままで、
今まで見たことのない不思議な色に見えた。疑えど始まらない…。ここから出なくては…。喪子は、男の手を取った。
118:彼氏いない歴774年
09/05/17 01:23:02 zyasyZOY
続き
それから、さらに少しの月日が流れた。男の仕事は、掃除屋だった。普通のハウスキーピングから、
少し命をかけなければいけないような、危ないものまで。喪子は懸命に働き、男の元で仕事を覚えた。
そうして、それを自分の物として身につけていく。男は口数が少なく、自堕落だったが、
喪子を初めて人として扱ってくれた。暖かい食事、高級ではないけれど背中の痛くならないベッド、
蛇口をひねって飲む水…全てが喪子にとって新鮮で、未知の世界だった。
たまに冗談を言って喪子を笑わせる日もあった。
ソファに並んで仕事の成果を話す日は、喪子はこれまでになくよく話した。
男は眠たそうな目のまま、のんびりとした様子でそれを聞いて「偉かったな。頑張った。
俺の目は間違ってなかったんだな」と喪子の頭を撫でた。喪子は照れくさくて男の肩を叩く。
そうしてからおずおずと男にもたれかかり、人の体温の暖かさを享受した。
男は何も言わないまま少しだけ笑い、相変わらず曲がっている煙草から煙を吸い込んだ。
ここから実は男悪い奴エンド、二人で逃げようエンド、喪子死亡エンド、
スラムへ戻るルート、と無限に展開される。
長くてごめん。
119:彼氏いない歴774年
09/05/17 01:58:56 hhZrMEro
今日うっかりマリオ女体化妄想してしまった。
まあマリオというより登場人物の名前だけ一緒の別の話って感じになっちゃったけど。
喪リコ(マリオ女体化)
さばさばした性格。そこそこ強い。
ルイージ
喪リコの弟。
一見しっかりとした大人って感じだが結構子供っぽい性格で超がつくほどのシスコン。
ピーチ王子(男体化)
天然タラシで実はかなりのヘタレ。小さい頃クッパにいじめられてるのを喪リコに助けられて以来喪リコに片想い。
クッパ(擬人化)
昔喪リコに喧嘩で負けて以来喪リコが好きだが中々素直になれず、会いに行くときもわざわざ「決闘」という理由をつける。典型的なツンデレ。
キノピオ(擬人化)
ピーチ王子の執事。物腰柔らかいつでも敬語。喪リコに密かな片想いをしているがピーチ王子最優先思考のため想いを閉じ込めている。
ヨッシー(擬人化)
喪リコの使い魔。でかくてちょっとゴツい体に反して性格はほぼ幼児。喪リコのことが(母親的な意味で)大好きで、喪リコを狙う男共が大嫌い。
他にもいろいろ考えてる\(^o^)/ごめんなさい
120:彼氏いない歴774年
09/05/17 02:25:32 XhMGpXgk
>>119
やばい萌えた
もっと聞きたいです…!
121:彼氏いない歴774年
09/05/17 12:32:41 SzK6Eevb
>>117-118
喪子さん、少々地味な人生だねw
お金持ちの家へハウスキーピングの派遣、そこの息子に気に入られるハッピーエンドも追加して~。
122:彼氏いない歴774年
09/05/17 13:33:21 5RbH92oJ
人の妄想に地味も派手もなかろう
自分では思いつきもしない妄想がたくさん聞けて楽しいし
「自分だったらこっちの方がいいな」と思ったら
そのように妄想させてもらうだけだ
だからこのスレにはとても感謝しているw
123:彼氏いない歴774年
09/05/17 16:10:23 8aXvQUo+
そう気負わずに好き勝手に書こうぜ!
私もそうする。物語未満の妄想処分場さー
>>111-112続き
風の音がゴウゴウと鳴った。
テントの生地が夜風にはためく。
沢が、さらさらと流れる音がずっと聞こえていた。
山を滑り落ちてくる冷たい空気に、夜空はよく晴れているだろう。
不意に目が覚めたまま、眠れなくてシュラフから這い出た。
テントのジッパーを上げたところで、ふと人の気配に気付く。
暗闇に目を凝らすと、沢の側の岩に見慣れた後ろ姿が座っている。
柔らかい月の光に、山岳警備隊の制式の藍色の登山ウェアを着て、煙草を吹かすどっしりした背中。
きらりと光るのは腰に下げたピッケル。
隣には白い着物を着た女がいる。
見慣れたザックには、見たことのないピンクのカラビナ。
「何処行ってたんですか、隊長」
「ずっとこの山にいたさ」
「見つからないって、エライ騒ぎになったんですよ」
「済まんな、約束があった」
女がこちらを向いた。仮面のように無表情で、職人が丹精込めて作り上げた人形のように美しい。
煙草をうまそうに吹かして、隊長は月を仰ぎ見る。
「お前、俺の遺体なんて捜さなくていいんだぞ。見つかるはずが無いんだからな」
「地元の猟師は、隊長が山に魅入られたって言ってますよ」
「当たらずとも遠からず、かな」
隊長は笑う。
「俺が滑落したのは、お前がザイルパートナーだったからじゃない。そうなる約束だったからだ」
月光に照らし出された隊長の顔は、随分若返って見えた。
「隊長の奥さんですか」
隣に座る女をちらと見ると、隊長はふっと笑った。
「当たらずとも遠からず、かな。この世のモンじゃないが」
随分前に猟師から聞いた、山姫の口伝えを思い出した。
そして隊長もとうとう、その圈属になってしまったのだ。
千里眼と渾名された勘の良さは、もとより人間離れしていた。
妙な寂しさだけが冷たく胸に広がる。
黙り込んでいると、隊長は女を片手で抱き上げた。
「じゃあ、元気でな」
すれ違いざま、隊長はあの大きな山男の手で肩を叩いた。
振り向くと、そこには誰も居らず、ただ虫の声と沢の音だけが聞こえる。
吸い込まれそうな山の暗闇に、冷たい空気だけが流れた。
隊長はもう、どこにもいない。
時折、山で迷った人間が、不思議な男に遭うという。
帰り道を教えてくれるというその男は、いつも元の道に戻ったり、要救助者が保護されると、忽然と姿を消してしまう。
124:彼氏いない歴774年
09/05/17 16:12:07 8aXvQUo+
そんなとき、事情を知る隊員は「また隊長だ」と笑うのだ。
そして写真に煙草を供える。
いつの間にか、煙草は無くなっているそうだ。
リアル警備隊のひとすみません
生まれてきてすみません
遠野物語読みてえ
125:彼氏いない歴774年
09/05/18 01:10:19 KcN/d734
>>124
夜中に泣いたわああああああああ!
大人の男最高!ありがとう!
126:彼氏いない歴774年
09/05/18 01:45:56 CedlyDUm
>>117さんの妄想の男の人を
野原ひろしの声で脳内再生させていただきました
ありがとうございました
127:彼氏いない歴774年
09/05/18 10:20:07 kGodLduw
すごくもっさりした妄想だけど、いくぜ。
喪子はもっさりした女子高生。憧れの人は、ひとつ先輩の図書委員長。
彼はちょっと色黒で、ちょっと背が高く、髪がちょっと長い。
頭はすごくいいけど、目立たないタイプの人ですごく真面目。
銀のフレームのメガネをかけて、制服は着崩したりしない。
(設定だと、冬になると白ワイシャツにきちんと制服のネクタイを締め、
黒いVネックのセーターを着ているか、楽したい時は
黒のタートルネックのセーターを着ている)
はずせないポイントは、一人称が「僕」。
せっせと図書室に通う喪子。
委員長の借りた本を探しては、おそるおそる借りていく。
(昔は、その本をかりた人の名前を書いたカードが
本の後ろに入ってましたね)
「あ、これ僕も読んだんだ。面白かったよ」
と、貸し出し手続き中に言われることがあるんだけど
その会話をしたいがために、実はあまり興味のない本も借りて
せっせと読む喪子。
やがて、喪子が自分と同じ系統の本をよく読むことに気づき、
「へー。珍しい子がいたものだ」と喪子のことが記憶に残る委員長。
委員長は××の分野が好きなのだが、あまり女の子が好きそうな分野ではないのだ。
でも、その喪子が、××の本と一緒に、必ず恋愛小説も借りていくことを発見し
「××を読むなんて珍しいけど、でもやっぱり女の子なんだなあ」と苦笑する委員長。
つい、返却手続き中に喪子に話しかけてしまう。
「××の本、よく読むけど、好きなの?」
「すっ・・・好きっていうか、勉強になります」と、不思議な答え方をする喪子。
「でも必ず、こういうの(と恋愛小説の本を指でコツコツ叩く)も借りるよね?
やっぱり女の子は好きなの?面白い?」
「はい、面白いですよ」
「僕も読んでみようかな・・・何かお勧めの本はある?教えてよ」
と、業務を途中でやめて、カウンターから出てきて喪子の前に立つ委員長。
まさか憧れの委員長に、本を勧めるという展開は喪子の予想外。
さあさあ、と促されて、ロマンス小説が並ぶ本棚をふたりで眺めてみたものの
委員長が隣にいることで頭がいっぱいで、どれがいいとか選べない。
「自分が読んだものを、誰かが後から読むって、ちょっと恥ずかしいですね・・・」と
つい本音をこぼしてしまう喪子。
(私が委員長の読んだ本を借りてるってバレちゃうかもしれない)と気づいて
死にそうな喪子だが、委員長は気づいた様子もなく、「そうかもねー」と言いつつも
やっぱり××なんかと違って本のカバーからして綺麗だよねー、と
ひとりごとを言いながら本のタイトルを読むのに夢中。
喪子は、「長いけど」と断って「風とともに去りぬ」を選ぶ。
委員長もタイトルは知っている本だ。ただ、その小説は、本棚のちょっと高いところにあって
小柄な喪子が指を伸ばしても、並んだ本の小口には届かない。
委員長が自分で本を出すと、自分の無骨ぎみな浅黒い手と
うすい珊瑚のような爪の、ふっくらと白い喪子の手が並ぶ(決して触れ合ったりはしない)。
その肌の色のコントラスト、自分と明らかに違う手を持つ喪子を
「あ、そうか女の子だからか」と、改めて認識する委員長だった・・・。
128:彼氏いない歴774年
09/05/18 10:21:24 kGodLduw
・・・と、ここまでは妄想した。
その後、
風とともに去りぬを読み終えて疲れる委員長、とか
読めずに脱落する委員長、とか
そんな本を読んでいるところを家族に(委員長兄)見つかり
「お前そんなの読むの?」と言われて返答に口ごもる委員長とか
街の映画館でビビアン・リーの風とともに去りぬがリバイバルされて
委員長が喪子を誘って行こうかと思いつく、とか
いろいろあるんだけど、どうもしっくり妄想がはまらない。
そもそも風とともに去りぬでいいのかもわからない。長すぎるし。
でも、映画に誘うフラグを立てるためには映画化されてないとまずいよね。
私個人は、本でも映画でもダダ泣き確実の作品があるんだけど
それにしようかも考え中。
あと、どうしても××の分野が決まらない。
物理?天文?経済学?工学?
たぶん理系なんだけど、妄想がふくらみません。
誰か私の妄想にガソリンを下さい・・・
あと、自分の妄想を文字にすると本気で恥ずかしいと
この年にしてようやく悟りました。違う世界が開けそうです。
129:彼氏いない歴774年
09/05/18 11:00:37 mHhhIh0l
>>128
そこは天文系を一押し。ロマンチックじゃないすかw
プラネタリウムデートにも繋がるし!
夜の学校の屋上で2人で望遠鏡を覗く展開とか!
喪子は魔法瓶に熱湯とインスタントコーヒーとおやつを持っていくといいよ!
恋愛小説はセカチューとか博士の愛した数式みたいなさいきんのでもいいのでは?
どっちも読んでないし観てないけどねw
でも古典もいいよね、委員長のお堅い雰囲気からして最近のものより
古典のほうがしっくり来る感じではあるな。
色黒長身眼鏡の委員長がちょっとテレながら恋愛小説を読む姿・・・イイ!萌える!萌えるよ!!
130:彼氏いない歴774年
09/05/18 13:17:10 UAjjP4of
>128
青春素晴らしい!
「恋愛小説はあまり肌に合わないかもな」とうすうす感じつつも、
「でも合うものもあるかも」を建て前に話す口実として喪子に小説のお勧めを聞き続けてほしい
131:彼氏いない歴774年
09/05/18 13:52:02 kGodLduw
あ、レスが。すごく嬉しい。
>>129
しかし天文に関する私の知識は
星の瞳のシルエットでしかないのでw妄想ふくらまねー。
だけどプラネタリウムデートとか望遠鏡フラグいいですねー。
寒いからブランケット必須なんだ。夢ひろがりんぐ。
個人的に、「パレート最適」という素敵な経済語があって
それをネタにしたいと一瞬思ったんですが、そんなの好きな高校生いねーよw
あ、あと委員長は古典派ですw
××以外は、委員長は推理小説が好きなのです。
喪子も、最近の恋愛小説をあまり読まない感じ。
私が感情移入しすぎてるので、喪子は「シラノ・ド・ベルジュラック」で涙して
「ジェーン・エア」が好きなんです。たぶん。
>>130
おお。ずっと委員長=ニブイ人で考えてたけど
そういうのもありか。ありだな。
委員長、喪子のどんなところに惹かれるのかを考えているのだけど
なかなか難しいですね。
ここでいろいろ書いている職人に心から脱腸。
132:彼氏いない歴774年
09/05/18 22:38:15 beNhiG7d
>>131
天文学といえばとっつきにくいけど、そういうのが好きな人は往々にしてロマンチスト。
まあ、神話・伝承に関しても結構興味があると見ていいんじゃない? 星々に関連するネタも多いし、そこから話を持って行けば?
ギリシャ神話面白いよ。
133:彼氏いない歴774年
09/05/18 23:22:20 l2GS7YfO
私は、あなたにはなれなかった。
巨大な機械の、重く低い駆動音が全身を震わす。
輸送ヘリ特有の叩き付けるような衝撃波が、開け放ったハッチから流れ込んでくる。
けれども、貨物室には音の無い世界が広がっていた。
追い続けた調査対象がそこにいて、拳銃の9ミリの銃口をぴたりとこちらに照準していた。
富士上空500フィート。
省みると、ハッチに切り取られた一幅の絵が見える。
影絵と化した山並みの連なりに、遥か遠くに輝く宝石のような街の灯。
そのなかに、観覧車が煌々と輝いているのが別の世界の様だ。
「やはりあなただったのですね」
「今更意外でもあるまい」
組織の内部には何時でも獅子身中の虫がいる。
そして、どんな人間でも明日はそうなる可能性を秘めているのだ。
以前そう教えたのは、他ならぬ目の前の人間だった。
爪先がボロボロになったコンバットブーツに、ネイビーブルーの戦闘服。
出会った時と変わらない出で立ちで、彼はそこにいた。
本当の名前も知らない。
どんな生い立ちなのか、どんな人生を歩んで、何を成したかったのか、知る筈もない。
ただ確かなのは、摘発する側だった彼自身が、獅子身中の虫の中心部に居ることだった。
「フラッシュメモリを寄越せ」
何の感情もない声で、彼は言った。わずかな光に浮かぶ彼の顔にやはり、表情はない。
今撃てないのは、今撃てば一緒に消したい証拠がハッチの外側に落ちていくからだった。
フラッシュメモリを渡せば。
その表情のまま、彼はきっと引き金を絞る。
胸ポケットに入れたフラッシュメモリには、彼らを破滅に導く証拠が収まっている。
そうなれば彼も生きてはいられない。
だから何としても確実に破砕するため、手に入れたいのだ。
彼は泥を泳ぐうちに、きっと彼自身も泥に染まったのだろう。
人の殺し方も、生き残る方法も、街中で空気になる方法も、みな彼に教わった。
草の間に隠れれば、ヘルメットを容赦無く蹴り飛ばされ、泥を這えば背中を踏みつけられ、池を泳げば羽交い締めにされて溺れさせられた。
拳銃の銃声を限りなく抑える方法も、ナイフ一本で確実に死に至らしめる方法も、人体の捌き方も、全てこの男に仕込まれたのだ。
綺麗な仕事なんてここには無かった。
誰も彼もが泥の中を泳いでいる。
皆、何も彼と変わらない。
この国の誰も彼を裁けない。
そんなことは解っていた。
すさまじい風圧に、パンプスのヒールでは体重を支えきれない。
134:彼氏いない歴774年
09/05/18 23:25:32 l2GS7YfO
壁のフレームを片手で掴み、まとわりつく髪を掻き上げた。
「ではこちらへ来てください」
バレッタでシニヨンにした髪はばさばさにほどけている。
胸ポケットのフラッシュメモリを取り出すと、彼は拳銃を構えたまま油断無く私を見た。
懐かしい、メスのように鋭い瞳。
出会った時から、本当に彼は変わらない。
そして、彼が何処から来て何処へ行くのか、永遠に知る術はない。
歩み寄る彼の目を真っ直ぐに私は見た。
そして変わらない名前で読んだ。
「教官」
不意に、いつかの夏の日を思い出した。
監視対象の部屋に取り付けた、盗聴器の電波を拾っていた時だった。
不意に流れ出したピアノの曲。
夕暮れのとろりとした赤い西日が射し込む部屋で、教官と私はその曲を聴いた。
とても有名で、優しくて寂しくて、でも曲の名前も思い出せない曲。
あの頃から私の思いは変わらない。
フラッシュメモリを教官が掴んだ瞬間を、私はずっと狙っていた。
全身で教官の拳銃を掴んで引き寄せ、足を払った。
私にはこれくらいしか出来ない。
そのまま、自由な空中が待つ後方に全体重をかける。
わたしは
教官の目が私を見た。
全てはもう遅い。
あなたに
事実を知る私は消される。
そして教官は不都合な事実の総ての責を負わされて、泥の中へ沈んでいくだろう。
なりたかった・・・
教官は目を見開いた。
そのときにはもう、空中に体が躍り出ていて、教官は初めて私だけを見ていた。
「私はあなたになりたかった」たとえあなたが私と同じに、顔の無い存在だったとしても。
呟いた声が聞こえていたかは分からない。
ただ教官は私の手首を折れるほどしっかりと掴んでいた。
自由落下を続けながら、ふとあの曲の名前を思い出した。
別れの曲。
この旋律を、叶わなかった願いと教官を連れていこう。
三文スパイ小説大好き
さて現実逃避してないで法規の勉強するかorz
135:彼氏いない歴774年
09/05/19 00:59:02 veODeivz
>>126
ヒューズ!!!!
私は次元の人で再生された
>>134
面白かった!
何かしらの情がある者同士が、銃とかの武器を突き付けあうのってイイ(゚д゚)
136:彼氏いない歴774年
09/05/19 03:13:37 EB9cy1LP
>>131
彼が推理小説好きなら、
小説にパレート最適って言葉が
出てきたことにでもすればいいんじゃ?
犯人と被害者の状況ってそんなもんでしょ
ひとつの望遠鏡をふたりでかわるがわる見てて気をつかうとか、
パレート最適な展開はわりと使えると思う
137:彼氏いない歴774年
09/05/19 09:36:26 qaFF1ta1
>>131
ちょっと妄想してみた。
委員長がいつもひとりでやってる屋上星空観測会に喪子も招いてもらい、
コーヒーと手作りクッキーを持っていく。冬の空気は澄んでいて、丘の高台にある学校からは
街の光も見えつつ、後ろの山のほうはほぼ光がなく、星がよく見える。
頬を赤く染め、白い息を吐きながら星空に見入る喪子。
が、思った以上に寒い。
くしゃみが出て、思わずぶるっと肩を震わせる。そこへふわりと暖かい感触が。
「大丈夫?かなり寒いから気をつけないと」
「あ、有難うございます。でも先輩は寒くないんですか?」
「じっとしてると思った以上に冷えるよ。僕なら大丈夫、マフラーもしてるし
厚手のダウンだから」
「準備万端ですねw」
「僕はひとりで何度も来てるからね」
「夜中に一人で何度もここへ?本当に先輩は星が好きなんですねぇ」
「まぁね。・・・ところでいまうちの学校天文部ってないんだけど」
「はい?」
「2人なら同好会発足できるよ」
「同好会?」
「夜の学校に無断で入るのって、本来は禁止なんだよ。
これからも2人で来るとしたら同好会とかにして学校に認めてもらったほうがいいかと思って」
「こ・・・ここここれからも2人でですか!?///」
「え、喪子さん嫌だった?」
「ととととんでもないです!!すすすごく、嬉しいです!!!」
スマン、喪子がテンパリキャラになってしまったw
先輩が物理学的立場で星を好きなのに対し、喪子のほうは文系でギリシャ神話とかもよく読んでて、
先輩は喪子に星の科学的な知識をあれこれ話し、喪子は神話にまつわるエピソードとかを話し、
そういう方面は全然知らなかった先輩がふんふんと聞くってのもいいなあ。
コーヒーをすすりながらオリオン座や北極星(大熊座だっけ?)の伝説を話すとか。
138:彼氏いない歴774年
09/05/19 20:51:12 JIju7MXF
喪子は民間出身の喪国軍人。
己の力のみで厳しい縦社会を成り上がってきた。
協調はするが実践では一匹狼タイプ。
近頃喪国は領土侵攻を狙う池面国と戦闘を繰り返している。
「よう!」
広い戦場で男が喪子に声をかける。
長身痩躯の美麗男子、
けれど挑戦的につりあがった目、短く借り上げた短髪がより彼の男らしさと
魅惑的で危険な香りを際立たせている。
彼は喪子の親しい人でもなんでもなく敵国の池面国の人間。
池面国は豊かな資源を生かし発展を遂げる、近代的な国。
一方喪国は古い慣習を守る保守的な国。
喪国育ちの喪子には軽いノリの近代男は異星人並みに扱いづらい存在。
「会いたかったぜ」
まるで離れた恋人との再会を喜ぶような言葉を吐きながらも容赦なく太刀を振るう男。
喪子も一歩もひるまない。
「私はお会いしたくありませんでした」
「相変わらずつれないねぇ」
軽口を叩きながら鋭い攻撃を仕掛ける男を、食えない奴、と思う喪子。
以前戦場で剣を交わして以来お互いをライバルと見ている2人は
会えばいつでも剣を交わすそんな関係。
139:彼氏いない歴774年
09/05/19 20:52:20 JIju7MXF
けれど情勢が悪化しいよいよ喪国が滅亡の危機。
喪国は池面国に降伏。
けれど喪国の軍部の有志達が一矢報いようと池面国に乗り込む。
その一行に恩師のためとか色々あって加わざるをえなくなった喪子。
圧倒的不利な状況で池面国に乗り込む。
そこで再会する2人。
ボロボロの衣服、流血だらけの出で立ちで現れる喪子に言葉を呑む男。
「剣を取って下さい」
「おまえな...」
こんな状況で勝負などできるはずがない。
そう思う男。
少なからず男は喪子のことが気に入っていて、戦場にありながらも
喪子との真剣勝負が楽しみだった。
でも今剣を取れない、と思う。
喪子のほうは男が敗戦国の哀れな自分に情けをかけているのだと思い憤る。
「取って下さい」
男は溜息を吐く。
「無理無理」
いつもの軽い様子で拒否する男。
喪子は血管ぶっちん切れる。
「ならば斬り込むまで!」
喪子の攻撃をひょいひょいと何も持たずに交わすのみの男。
「どうしたんですか!いつものあなたらしくもない!」
剣を振るい続ける喪子、いつになく気負い殺気立っている。
そんな喪子の剣を一瞬の隙に足で蹴り上げ、投げ飛ばす男。
「何を...!」
剣士である喪子には神聖な剣を足で蹴り上げるなどの所業が信じられない。
男も剣士であると思っていたのでその礼のなさに憤る。
「あなたは剣士としての志はないのですか...!」
「ねぇよそんなもん」
あっさり言う男。
へなへな力がぬける喪子。
こんな男のためにわざわざ剣をふるったのかと自分が情けなくなりその場にへたりこむ。
その足下に座り込む男。
「振るえるわけないだろう」
そして喪子の手にさっき投げ飛ばした剣を握らせてやる。
「おまえ、死ぬつもりなのに」
ぐっと両手で喪子に剣を握らせる男。
「俺に殺されたかった?」
喪子の手に剣を握らせたまま、男は喪子の頬に触れ、子供をあやすような声で言う。いつもの軽い調子とは違う、とろけるような優しい声で。
「俺のとこに来いよ」
「...私には何もないんです、戦う場がなくなれば」
「いいから」
そう言って傷だらけの喪子を問答無用でかつぎあげる男。
その背中でボロボロ泣く喪子。
国を失って生きていく希望が見えなくなり、死ぬつもりで池面国に
乗り込んできた喪子。
実は男は政治家を出すような大きな家の次男坊で、そこで一緒に平和に暮らしたりするといい。
あーツンデレしたいよ!ツンデレしたい!
世は可愛い子しか許されないけど妄想ではツンデレなんだ!
140:彼氏いない歴774年
09/05/19 23:59:31 veODeivz
>>139
床ローリングでめっちゃ悶えた!!
ありがとう!!!
できれば続きを…
141:彼氏いない歴774年
09/05/20 00:27:19 0IlbWCdG
モコは18歳(推定年齢)のたよりないトレジャーハンター。
魔術と呼ばれるものを操れる能力が備わっている。
だが、幼少期の記憶がない。思い出せないのだ。
日々、仲間の前ではのほほんとした態度でいるが、日々自分の存在意義に疑問を抱いている。
場所は変わり、氷付けになった迷宮の地層深くへとたどり着く。
閉じられた入り口の封印を解き、中心部へと進む。
最下層と思われる場所には一本の槍が刺さっていた。
早速「お宝!」と駆け寄り槍を手にするが、モコの体に異常が。
内側から溢れてくる残虐さ、絶望、ありとあらゆる負の感情。
モコは自我をわずかに保っているだけだった。
しかし支配意識は全くの別物。
容姿もワイルドな跳ね毛ボブであったのに、今は跳ね毛の特長を頭周りに受け継ぎ、後ろ髪は刃のようなロングに。
眼つきも鋭く、別人になっていた。
この槍にはかつてモコの前世であった荒ぶる戦乙女が封じられていた。
目の前で起こったことを信じられない仲間。
変体したモコは有らん限りの力技と術を駆使し、仲間を殺そうとする。
必死に仲間たちも応戦するが
あああ長くなったあああ
最後はモコが「私は私だ!あなたの意志には私は賛同できない!」と叫び
乗っ取っていた意識集合体を自在に操れるようになり(その時は見た目も変わり、若干残虐的になる)、戦線では前にでる…
というお話ですた
142:彼氏いない歴774年
09/05/20 22:59:05 WwoF62l8
>>135
ありがとう。私もそういうシチュ好きだ。
なんか湧いてきたからまた投下する。
連続でごめんね!みんなの妄想サイコー!
闇の中に、かつての教え子の姿を認めた。
長い髪を結い上げて、薄いブルーグレーのスーツを着こなした姿はとても諜報要員には見えない。
追われる彼女が逃げ込んだ、輸送ヘリのハッチが、ゆっくりと上がる。
あちら側も手回しは良かった。
だがしかし、既にここには、あのフラッシュメモリと、彼女を片付けるための私がいる。
既にこのヘリは我々の指揮下にある。
ハッチの向こうに無限に広がる夜空と、富士裾野上空から見た景色が広がる。
予想外の事に一瞬表情を硬くした教え子は、しかし直ぐに事を理解した。
「そこに、いるのですね」
ハスキーな、少し掠れた声。
逃げ場を与えず、確実に仕留めるためハッチが開いたのだと彼女は察していた。
撃たれれば衝撃で落下は免れない。
加えて、跳ねた弾がヘリに損傷を与える事もない。
暗く連なる山並みと、その向こうに輝く御殿場市を背負って、彼女はこちらを見据えた。
ヘリの壁のフレームを掴んで、彼女は武器も持たず、私に向き合う。
闇の中に潜んでいた私は、拳銃をぴたりと照準して姿を現した。
「やはりあなただったのですね」
彼女の顔には驚きもなく、ただ予想した通りの結末だったのだろう。
「今更、意外でもあるまい」
彼女の顔には、今更死への恐れも動揺もない。
彼女は権限を超えた調査をし、そして知りすぎたが故に消される事を解っている。
彼女がどこまで私を追うのか、私は今まで教官の目で見続けていた。
そして、私自身もまた、蜥蜴の尻尾になる事を知っていた。
それでもただ、指令に従い続けた。
きっと最初からこうなる計画だったのだろう。
後戻りは出来ない。
だから、あのフラッシュメモリを使って今度はあいつらを脅してやろうと思った。
何処まで通用するかは分からないし、それでも何れは消されるだろうが。
生と死の境目なんか、私には無い。
「フラッシュメモリを寄越せ」
拳銃を突きつけたまま、私を見据える瞳を見た。
私が最も愛した教え子の瞳。
だからこそ私は、彼女の教官として存在し続けた。
名前も顔もない、ただの教官として。
彼女は私になりたかったのだろうか?
どんなに厳しく過酷な訓練でも、吹き荒れる理不尽な暴力でも、彼女はただ受け入れた。
143:彼氏いない歴774年
09/05/20 23:01:59 WwoF62l8
私の一挙一動を透明な瞳でいつも見ていて、そしてすべての仕草も思考もコピーしようと私を観察していた。
まるでアメーバのように。
揺るぎないものになろうとしたのか、私には分からない。知る術もない。
私の命など、霞より曖昧な存在だというのに。
生きられればいつか、彼女はそれに気付いたのだろうか。
フラッシュメモリを取り出した彼女の手首に、夜光の時計の指針がぼうっと浮かぶ。
世界最強度の頑丈さと防水性、そして最高度の針と時刻の夜光の視認性が売りの軍用腕時計。
私と同じルミノックスの、同じモデルのものだ。
私になりたい健気な教え子のために、私は最後まで冷酷無情な教官でいよう。
諦念したのか、フラッシュメモリを持った教え子に歩み寄る。
彼女は私がフラッシュメモリを手にした瞬間、始末されると知っているだろう。
バサバサとはためく髪を、教え子は掻き上げた。
そして冬の湖のように、凍りついた静かさの瞳で私を真っ直ぐに見た。
フラッシュメモリを掴む。
「教官」
透明な響きが私を呼んだ。
そして、見事な体術で一瞬に私の拳銃を引き寄せ、同時に私の足を薙ぐ。
その無表情な顔。
私は重力が急変するなかで、静かに得心した。
死への覚悟は、私に殺められる運命へのものではなかったのだ。
彼女は自分の命を見定めて、いた。
掴むものもない。彼女自身の運動に引き寄せられる。
足元が消失した。彼女の向こうに、真っ暗く遥かな地の闇が見える。
私たちの体は、自由な宙へ飛び出ていた。
私はあなたになりたかった
落下を始めた私の、耳に凄まじい風音に混じって呟き声が聞こえた。不思議だ。
あんなに小さな声なのに。
幻だろうか。
私は私の愛しい教え子の手首を、いつの間にかしっかりと掴んでいた。
私は初めて微笑んだ。誉めてやりたかった。
なれたじゃないか、終わりという揺るぎないものに。
逆さまになった御殿場市の輝きが遠くに霞んでいく。
始まりがあるものには終わりがある。
私は、終わりを自らの手で育て上げたのだ。
彼女にとって私は終わりで、私にとってもまた彼女は。
―最後までこの手を放さずにいよう。
森の木々がはっきりと見えるくらいに迫ってくる。
ゆっくりと目を 閉 じ
教官という言葉に弱い。
もういい加減寝る
144:彼氏いない歴774年
09/05/20 23:06:08 FrvaRnmL
>>134
良い!こういうの読むと己のレベルの低さ痛感する。
妄想ですら格差有るなあ。
145:彼氏いない歴774年
09/05/21 00:20:08 WuMVadLb
「…か、顔が残念で力が出ない…」
鏡を前に喪子は絶句した。この顔面魚雷を除かねばならないと思った。
しかしこれは彼女の人生で何度も味わったピンチであった。体の力はどんどん抜け、何か悪いウイルスに冒されてしまいそうなくらい弱りきって早20数年。
今度こそだめだ、そう思った時である。
嵐のようにドアベルが鳴り友人が入ってきた。「喪子ー!新しい顔よぉ!」と友は新しい顔を持ってきてくれたのだ。
「送れちゃってごめんね、もう大丈夫だよ」
喪子は友から新しい顔を受け取り弱りきった顔と取り替えると、なんということだろう、体の底からエネルギーが湧いてくるではないか。
元気になった喪子は友人と街に繰り出すことにした。新しい出会いはすぐそこにあるということを喪子はまだ知らない…。
なんて妄想をしても鏡の前の己は変わらず、顔を持ってきてくれる友もいない。喪子は一つため息をついてきのこの山を手にした。
…毒素がついに脳にまで…orzあほな私をお許しくだされ。
146:彼氏いない歴774年
09/05/21 00:21:12 WuMVadLb
×送れちゃって
○遅れちゃって
147:彼氏いない歴774年
09/05/21 01:29:41 fIcm3WrI
和風異世界昔風。
山奥ド田舎の小さな村。
喪代→地味で内気。自信が無い。
青年→鬼と呼ばれ村人から忌み嫌われる。外国の血が入っているからか、鬼という種族なのか決めかねてる。どちらにせよとりあえず金髪碧眼美形。身寄りが無い。
幼少の頃(10歳くらい)、青年は村人達から一応村に住む場所を与えられていたが、同世代の子供達からは日常的にいじめられ袋叩きにされ、常に傷だらけでボロボロだった。大人たちもそれを黙認。
そんな中、喪代だけは彼の容姿を素直に美しいと思い、淡い恋心を抱き、こっそり彼に傷薬を持っていくが内気ゆえに何も話せず、ただ傷薬だけを押しつけて去ることを繰り返していた。
そんな女の子を変わった子だと不思議に思っていた彼が、ある日ついに彼女の手を引き止めて尋ねる。
「なぜきみは薬をくれるの」
喪代は真っ赤になって俯いたまま喋らない。
「きみは僕が恐ろしくないの」
「・・・こわく、ないよ」
「こんな色をしているのに?」
そこで彼女は急に顔を上げて、赤い顔で勢い込んで言った。
「あなたはきれいだよ!」
その瞬間彼女に惚れる彼。
148:彼氏いない歴774年
09/05/21 01:30:31 fIcm3WrI
時は流れて10年後。
大人になった彼は村を出るが、喪代の側を離れることができず、結局村から少し離れただけの山の中にこぢんまりと家を構え、ちょくちょく喪代の様子を見にこっそり村へ行く。
で、すったもんだして彼は彼女に想いを伝えるが、彼女は自分は貴方には釣り合わないと拒む。(容姿的な意味で)
それを彼は「確かに村人から忌まれる自分では苦労をかけるばかりで、彼女に釣り合わない」と曲解。
しかし諦められず実力行使。
つまり、閉鎖的な村において外敵を追い払ったのを口実に喪代を嫁に要求。
人柱的に村から許可だされて捧げられちゃう喪代。
そして始まる夫婦生活二人きり。
本当はまんざらでもない自分にいろいろ罪悪感な喪代。
卑劣な手段を使ったと罪悪感な青年。
お互い好きなのにうだうだと葛藤。
基本的にただのイチャイチャ妄想。
他に村を出た青年がまったく村に戻らず、離ればなれになった二人が、喪代の妹(ちょうど10歳くらい)が山の中へ迷子になって青年と遭遇、助けてもらって仲良くなり、
「君は、似ているね」
「誰に?」
「僕の・・・とても大切な人に。」
そう言って舞い散る桜を見つめたその人の横顔がとてもとても。
それまで知らなかった初めての、説明のできない気持ちにさせる綺麗な人。
とかやって、やがて喪代と再会みたいな喪代の妹初恋編パターンがあったりなかったり。
あと実は青年は昔のいじめを根に持ってるので村人と和解してからも同世代の男には冷たい態度で接するとかいう設定もある。
なげぇ。
すみません寝ます。
149:彼氏いない歴774年
09/05/21 07:11:11 W/fHW7Pb
>>145
禿ワロタ
しかも何となくメロスを彷彿とさせる冒頭www
150:彼氏いない歴774年
09/05/21 08:30:18 ptzSydWG
突然の雨がなかなか止まず、早々に用事を済まし駐車場へ向かうと雨宿り中の男を発見
喪「傘無いんですか?私そこに車停めてるからこれどうぞ」
男「えっ?あ、あの…」
喪「あ、ピンクじゃ恥ずかしいですよね?ちょま」
車から透明のビニール傘を取りだし男に渡す
「えと、あ、ありがとうございます。お礼もしたいし連絡先を…」
喪「100円ですからあげますよ、じゃ」
男「ちょ、まっ!」
後日私を捜し回る男
捜す理由は傘を返すためだけではなかった
長くなりそうだから終わります
151:彼氏いない歴774年
09/05/21 16:26:27 ajosTkCl
>>147
萌えた
切ないすれ違い系大好き
152:彼氏いない歴774年
09/05/21 20:05:55 IANtz9lQ
ジャニにはまったんだが、その人と付き合うっていう妄想は恐れ多くてできない。
だから、自分がジャニになってその人のグループに加入して
戯れる妄想をしてる
正直かなり楽しい
153:彼氏いない歴774年
09/05/22 21:20:23 qzy7I5Zo
Σ(・Д・*)
154:彼氏いない歴774年
09/05/23 10:51:30 s31t+TYO
前スレで何度か垂れ流した不良中年の妄想
メシ作れと呼び出されたとか理由はなんでもいいんだが、
家を訪ねたがどこへ行ったか中年はいない。なら待つか、と
彼を待ってる間にソファで眠ってしまった喪女。
帰ってきた中年が声をかけても喪女は起きない。
中年はひざ枕して小一時間喪女の頭をなでくりまわす。
喪女は気持ちよくてうっとりすやすや。そんな寝顔を堪能しつつちょっとムラムラきた中年が
あー喰っちゃおっかなーとか考えたとこで喪女起きる
ふわりと意識が浮上する。ああ、眠ってしまっていたのか。
「なんだ、起きちまったのか」
頭上から声が降る。…なんだろうこの格好は。時計をみると小一時間は経っている。
一体いつ帰ってきたのか。というかいつから見られていたのだろう。
「寝顔も悪くないな」
…ときどき頭の中ををまるごと覗かれているのではないかと思う。
手は髪を梳くのをやめない。親指がこめかみのあたりをなぞる。
心地よくていろんなことがどうでもよくなって、意識はもう一度眠りに向かう
「おいまた寝るのか?ちったあ俺の相手もしてくれよ」
うんだかううんだか適当な言葉を返す。睡魔に侵された頭はろくに働かない。
やれやれ、と彼は身を屈め喪女の耳元に顔を寄せた。
「なあ」
そうして内緒話でもするように、声をひそめ楽しげに囁いた。
「…なら俺の好きにするぞ」
155:彼氏いない歴774年
09/05/23 13:32:54 PzqT2FhY
>>154
そしてあわてて飛び起きて笑われるのも
くすくす笑ってさらに甘えるのも
本気で寝入ってため息つかれるのも
逆に好きにしちゃう(でもやっぱりあとで好きにされる)のも
全部捨てがたい
156:彼氏いない歴774年
09/05/23 15:05:26 WYCc3H1T
>> 155
やべぇ・・萌えたw
中年萌えじゃ
157:彼氏いない歴774年
09/05/23 18:45:59 3NxCluBp
アカギさん・・・っ
アカ・・・ギ・・・さん・・・っ
158:彼氏いない歴774年
09/05/23 21:04:43 tp92UQIV
イケ男「フツ男が変な事言うんだよ」
喪子「?」
イケ男「(顔を赤らめながら投げやりに)喪子はイケ男さんの事が好きだって(目を逸らす)」
喪子「(内心にんまりしながら涼しい顔で)あたしもリア子ちゃんから同じ事言われたよ」
イケ男「え?!」
喪子「イケ男くんがあんなに思ってくれてるのに☆ちゃんとうけとめなよ!って」
イケ男「お、俺は別に!」
喪子「(フヒヒ)」
159:DOKIDOKI☆オフィス
09/05/23 23:25:05 fi6iGmaL
---喪子
幼馴染で年下のMに誘われ入社。
見た目は穏やかで癒し系なのに、仕事は凄腕で社長の右腕のNさんに
こっそり恋心を抱く。
Nさんと一緒に仲良く社長補佐の仕事をし、周りからは
「お似合いだよ」「付き合ってるのかと思った」といわれるくらい
仲が良い。
「Nさんとは毎日のように一緒にご飯を食べて帰ってる。
たまに、ドキっとするような事も言われる。。。
でも、やっぱりNさんは私には興味ないみたい。。。」
---N
本当は、喪子のことが好き。
しかし社長も喪子の事を好きなのを知っている+社長から
喪子に手を出すな、とこっそりすべての社員に社長からの
厳令が出ている為、喪子に手を出せない。
今自分が抱えている仕事が軌道に乗ったら、喪子への気持ちを整理するため
会社を辞め、海外へ行こうと考えている。
また、社長の事を非常に尊敬しており、社長からも絶大な
信用を置かれている。
「喪子さん…好きだ…
だけど、喪子さんは社長の想い人…」
---社長
海千山千の辣腕。元ヤクザ。
業界の中では、あまりにも有能ゆえ、同業者に恐れられるほど。
入社当時から喪子のことがずっと気になっていたが
喪子の入社当時には彼女もおり、またビジネスに私情を挟むとは言語道断、
とずっと自分の気持ちを抑えていたが、次第に気持ちが抑えきれなくなり、
それがきっかけで彼女とも別れる。
また、今までビジネスとプライベートをキッチリわけていただけに、
喪子に対する感情に動揺すらしている。
「いいか、テメエら。
喪子に手を出したら、即クビだ…。
あいつは、俺の女だ。」
---
M
軽いタイプのお調子者。女を切らしたことがない。
最年少ながら社長の懐刀。
喪子には小さいころからしょっちゅう怒られており頭が上がらない。
社長を目標とし、日々精進している。
「やー、社長がまさか喪子に惚れるとは…。
あ、喪子は俺が会社に呼んだんだし、昇給ものじゃね?しかしまさか社長が惚れるとは…」
160:彼氏いない歴774年
09/05/23 23:39:04 ckDTEZi3
>>159
名前欄に吹いた
161:彼氏いない歴774年
09/05/24 00:56:42 OBVQ47Uh
>>159
オフィス系、萌えた
名前欄にもやられましたw
萌えた勢いで、自分の妄想も投下
異世界迷い込みとか、幼馴染とか、アラビアン系のベールとか
薄絹衣装とか大好きです、そんなのをミックスな妄想
喪子の幼馴染は美形で優秀、トロい喪子の面倒をいつも見てくれる出来た人
喪子の両親と幼馴染の両親は親友で、小さい頃から両家を行ったりきたりする関係
両方の親は将来二人が結婚したら良いなと、常々話していたりする
幼馴染は喪子をトロてほっとけなくて、やはり俺がいなくちゃと思っており
喪子は優秀な幼馴染にコンプレックスを抱きながらも、ついつい頼りにしてしまう
何事も無ければ、二人はそのまま、ゆっくりと恋愛→結婚と行きそうな雰囲気だった
そんな二人での帰り道、とある声に引き寄せられ異世界に飛ばされる
アラビアンな国に落ち、平々凡々の喪子は捕まり人身販売に掛けられる
毛色の違う喪子を、これは良いみやげ物だと貴族が買い上げ帝王に献上
日々を怠惰にすごしていたアラビアンな国の若い帝王は、興味本位で喪子に手を出すが拒まれる
おまけに、私はそんな急な好意を好まない、愛して欲しければ相手の気持ちをと懇願
王であるがゆえ、拒まれることを知らなかった彼は喪子を気に入り妾妃に
遊び女はあれど、妻の位を初めてやった王に周囲騒然
喪子は殺されると思っていたので困惑
奴隷上がりでも有能な人間は上位に上がれる国
王は喪子に教師を付け、国のことや、作法やらを学ばせる
同時に、喪子の言ったとおり、手をつなぐ事から、喪子の対話を始める
喪子に合わせ王も徐々に前向きに、怠惰な王から賢王へと変ってゆく
喪子は学術をサクサク吸収、おまけに喪子が話す故郷の話
義務教育がとか、こういう便利なものが等の話から、王はヒントを得て国政に生かす
そんな気も無い喪子を先生達は先見のある乙女だと絶賛
今までトロくて何も出来ないと思っていた喪子は、王との生活で
引込み思案な性格から、明るく社交的な性格になって行く
王との間も徐々に進んで行き、喪子と王はついに夜を共にすることに
心を決めて寝台で待つ喪子だったが、中々現れない王に
やはり自分をそういった意味で好いていないのでは……と思い始めた頃
「喪子は、性急なのが嫌いだから……嫌われたらと不安で、中々足が動かせなかった」
寝室にそっと入ってきた王は、無様だが嫌わないでくれと言いながら
喪子の居る寝台へと入る、喪子の顔に掛かるベールをそっと上げ、喪子の唇にふれる
激しい熱の宿った王の瞳に、喪子は拒む事を忘れ目を閉じるのだった
この夜を境に王は喪子を正妃にすると宣言
謁見の場にも連れて行くようになり、喪子は王を支える賢妃として認められる
(続く)
162:彼氏いない歴774年
09/05/24 01:00:20 OBVQ47Uh
(>>161の続き)
目まぐるしい日々に追われ、喪子が此方に来てからもう二年ほど経っていた
故郷を懐かしく思うも、己が夫が納める国を愛し、后妃としての生活に馴染んで来た頃
とある北の国が使者を送ってきた。過去幾度か衝突したこともある、因縁深き国
使者は、国の覇権にも深くかかわりがある老将軍を主とした小隊である
謁見を求める使者達に、王はそれを受け入れ喪子を伴い玉座の間で迎える事に
今までの戦乱の話や、交易の話、北の国の要求を王は聞き幾らか言葉を返すと
喪子にも意見を求めてきた、喪子が口を開き意見を言い始めると
使者の中で今まで顔を伏せ、後ろの方に控えていた青年が突然声を上げる
「失礼ですが……どうか、どうか、后妃様のご尊顔を拝見いたしたく」
我妻の素顔を見たいなど不躾なと怒る王、しかし喪子はその声に驚く
その声は聞き覚えのある声、小さい頃から知っている幼馴染の声だった
喪子がポツリと幼馴染の名を呟く、幼馴染はその声と反応に喪子だと確信
幼馴染は喪子が同郷で、幼馴染、喪子と自分は突然この大陸に連れてこれらた等と
流れるように話し出し、どうか喪子と話を、喪子の傍にと懇願する
王は二人の親しげな様子に嫉妬し、謁見を切り上げ喪子を抱き上げ連れ去ってしまう
今後、一切男は己以外会ってはいけないと喪子を後宮に閉じ込めてしまい
その日から、執務の時間を減らし後宮の喪子の元に通い詰めるようになってしまう
一方、謁見を切り上げられた幼馴染は、老将軍に何事かと問い詰められていた
幼馴染は喪子と同じ時期に、北の国に落とされ紆余曲折あるもその才覚を認められ
子の居ない老将軍(王家の縁戚)の養子になっていた
喪子は己と同じ郷里出身、きっと奴隷売買の犠牲に、等々義父に話す
喪子を連れ去った王の態度、軟禁状態になっているという后妃の現状に
幼馴染はやはり喪子には俺が、喪子は今まで辛かっただろう、喪子を救うのだと
決意をする、情に熱い義父も息子の決意に男だと、好きな女は守るものだと吹っかける
喪子の心を推し量らぬまま、男達の嫉妬や争いは激化していくのだった
王の18禁ドロドロ嫉妬を一心に受けながらも、王に愛しているのは貴方だと説得し、
愚王に戻りかけた王を立ちなおらせ、おまけに懐妊で、幸せ帝国を築いたり
幼馴染の熱意に押され、淡い恋がよみがえる、後宮から浚われ后妃誘拐事件
幼馴染の腕の中、北の国へ、戦乱が幕を開けてしまった、だけど俺は喪子を守るよだったり
二人の男に取ったり、取られたり、愛憎だったり、密会だったり、傾国の姫状態だったり
私は、お前らの「もの」じゃねぇ!!もう良い私がこの世界を変える!!
喪子覚醒、女だてらに国を牛耳るぜ、跪け!!の女王様だったりと
様々に妄想しています。
以上、長々とお目汚し失礼致しました。
163:彼氏いない歴774年
09/05/24 01:07:08 e2FHE1XV
>>159
そのゲームは、いつ発売ですか?
つられて投下。
Jはボストン在住の高校生。生粋の米国人で、両親は大の日本好きだが、本人は日本にも日本人にも興味薄。
ある日Jは、家族旅行で両親のかつての留学先(であり、二人の出会いの場でもある)である日本に連れて来られる。
日本文化大好きの両親と妹を横目に、一人退屈していた。
「あれ?」
人混みの中、横を歩いていたはずの家族の姿が見えない事に気付き、Jはパニックに。
「どうしよう。俺、日本語判んねーのに…」
知らない街、知らない文字、異常なまでの人混み、
アジア人なんて全員同じ顔に見えるし、聞こえる会話は意味が判らなくて怖い。
そして何故か、こんな時に限って携帯が圏外で使えない。
「おいヤベーよ、異国で遭難かよ」
Jが本格的に焦り始めた瞬間、彼の耳に澄んだ歌声が響いた。
「何だ、この声…」
思わず、Jは歌声のする方に足を向けた。
「え、あの子か?」
人だかりの中心に、シンセサイザーを弾く女の子・喪子が居た。
可愛くないし美人な訳でもない、ハッキリ言えば冴えない女だったが、伸びの良い綺麗な声だ。
164:彼氏いない歴774年
09/05/24 01:28:27 e2FHE1XV
>>163続き
知らない曲だし、歌詞は日本語だから何て歌っているのか見当も付かない。
それなのに、何故か惹かれる。
そもそも、音楽にこんなにも圧倒される事自体、初めて経験する感情だった。
「あの子の歌がもっと聴きたい。あの子と話したい。」
Jの胸に、今までにない熱さがよぎった瞬間。
「まあ、J、こんな所に居たのね」
母が心配顔でやってきた。安堵しつつ、もう喪子の歌が聴けないとションボリしてしまうJ。
ホテルに向かうタクシーの中で、Jは密かに決心していた。
勉強しよう。勉強して、日本に留学したい。そして、あの子と歌ってみたい。
数年後、留学生として日本にやってきたJは、あの日歌っていた女の子・喪子と再会する。
「はじめまして。僕は、君に逢いたくて日本に来ました。一緒に歌わせて下さい」
この出会いが、日本と米国の双方を席巻する音楽ユニット誕生の瞬間になる事は、
まだ誰も知らなかった…。
2レスも使ってこんなんでゴメン。
165:OKIDOKI☆オフィス2~もうこの世界に行きたい~
09/05/24 02:38:48 0tYRr/Mg
新しいプロジェクトを成功させるべくの為、Nは地方に支店を開設し
さらには支店先に転勤してしまう。
喪子とNは毎日仕事で連絡を取り合うがやはり寂しさを隠せない二人。
喪「ちゃんとご飯、食べてるー?」
N「今なー、コロッケつくってるよー。
…喪子に食わせたいわー。俺のコロッケは絶品なんだよー。」
喪「うん、私もNのコロッケ食べたいわー。」
喪&N
(…会いたいな…。電話越しじゃなくて顔見て直接話したい…会いたい…。)
---
そんな中、社長に誘われ二人食事にいく喪子。
おいしい料理に舌鼓をうったあと、大人で洒落たバーに連れて行かれ、
カウンターで肩を並べながらグラスを傾ける二人。
社「喪子は、今好きな人いるのか?」
喪「…え!?ややや・そんな、居ないですよ~!」
(Nさんのこと好きってばれたら恥ずかしい…!仕事に差し支える…!)
社「そうか。…また誘ってもいいか?」
駅に向かう帰りのタクシーの中、酔って寝てしまう喪子をそっと抱き寄せる社長。
「…困ったな、帰したくない…」
「―絶対俺に惚れさせたるわ…」
(社長は関西出身なので、素の時は関西弁。)
---
そして、業務整理の為Mと喪子は、Nの居る支店へ向かう。
久しぶりに会えることに喪子とNの心は高鳴る。
喪「ちょっとM!なんで新幹線のチケットなくすのよ!」
M「え~、なくしてないよ、しまった場所忘れただけだよ~」
喪「 殺 さ れ た い の か 」
M「怒んないで~…と、あった!胸ポケ入れてたの忘れてた!」
喪「 殺 さ れ た い の か 」
M「やーん、怒った顔もス・テ・キ☆(汗)」
果たして喪子と結ばれるのは…!?
妄想が止まらなE/新ロマンティックA-GERU・YO。
案外好評でうれしい。
166:彼氏いない歴774年
09/05/24 09:08:54 96/ouDOq
舞台は異世界(中世ヨーロッパ風だったり、中華風だったり)で、喪子は軍人が主な客層の食堂の看板娘。
小さい頃から食堂の手伝いをしているため、いかつい軍人には慣れていて、明朗快活な喪子は、
「将来は肝っ玉母さんだな」なんて客からからかわれるような感じ。
で、幼馴染で軍人になったAは常連で、喪子に思いを寄せているんだけど、不器用で自分の気持ちに素直になれない。
そんなとき、喪子にお見合いが持ちかけられるか、または常連客から告白されてる場面を目撃してしまう。
喪子は「会うだけなら…」とか、「考えさせてください」とか、曖昧な返事。
Aが動揺を隠し、何気ない風を装いながら、「結婚するのか」と聞いてみると、喪子は、
「私もいい歳だし、両親を安心させてあげたい。」といい、前向きに考えてる様子。
焦ったAの行動をいろいろ妄想するのが楽しいんだけど、ここがメインなのにうまく文章化できん…orz
基本は強引かつエロく(不器用設定はここでは無視)迫る感じです。
後、幼馴染が軍人ではなく、文官B(黒髪眼鏡の優男。本性はかなりの策士)というバージョンもある。
その場合は喪子が気付かないうちに、Bを選ばざるを得ないような状況をつくりあげちゃってください。
167:彼氏いない歴774年
09/05/24 10:59:26 cgsudrS+
>>165
めちゃくちゃツボッた&ワロタww
168:彼氏いない歴774年
09/05/24 12:44:36 V2Xa/O4Q
萌えの欠片もない妄想でめんご★
あああもう恋愛が思い付かない
まだ飛行機にレーダーや電子機器が無かった頃。
喪田井は航法士。
飛行機に乗り組み、現在の針路と予定していた針路の差異を計算し、正しい航路へ導くのが仕事。
風やコンパスの個体差、磁力の方向のズレ、そして時間や速度等様々な要素を考えなければならない。
洋上ではランドマークもないため、航法士の腕だけが頼りだった。
喪田井は腕も良く、若くして信頼されている。
そして喪田井には透視能力があり、あたかも3Dレーダーのように、見えない地上をも見ることが出来る。
厚い雲、霧、闇が行く手を遮るとき、喪田井はその能力を発揮した。
ただし生命力を削るため、その使用は制限しなければいけなかった。
長く組んだベテラン操縦士が飛行機を降りた。
そしてその頃、喪田井は能力に限界を感じ始める。
これ以上透視すれば自分の命が危ない。
加えて、自動で飛行機の針路を割り出す装置も開発されつつあった。
受け持った新人操縦士の補助を最後に、喪田井は引退を決意した。
この時、喪田井29歳。
概ね順調に進んだかに見えた訓練だったが、単独での操縦の訓練中に天候が急変する。
新人は前の操縦席、喪田井は後部座席に座り、頼れる人間は互いだけ。
洋上の雷雲のため、無線機は激しいノイズで使い物にならない。
暴風雨のため上下に機体は揺れ、左右に流されて忽ちに位置をロストした。
雲は抜けたものの、厚い積雲に阻まれて陸地どころか洋上すら見えない。
燃料計はじわじわと減っていき、余裕はなかった。
現在地が分からなければコンパスも役には立たない。
どうにかして帰路にある開聞岳まで辿り着かなければ。
悪天候は北から南へ流れ、そこを過ぎれば天気が変わっている可能性が高い。
加えて、開聞岳からのコースは新人が何度も反復していた。
喪田井は覚悟を決める。
瞳を閉じて息を吸い込んだ。
頭の血管が破裂するような感覚、赤く染まる視界、焼けるような肺の痛み。
感覚が雲を突き抜けて、洋上に広がる。まだ陸地は掴めない。
心拍数が上がる。その度に痛みが脈打つ。
それでも喪田井は視るのを止めなかった。
陸地の端を掴んだ。
そのまま島を感覚が這い上がる。
捕まえた。この島から開聞岳は北北西にすぐ近い。
「倉敷」
今すぐにでも失神しそうなのを堪えて新人を伝声管で呼ぶ。
「方位・・・、だ。必ず種子島が見える」
「はいっ」
169:彼氏いない歴774年
09/05/24 12:50:09 V2Xa/O4Q
色を失った新人が見えるようだった。
「落ち着いてやれ。そのまま行けば雲の切れ目がある」
「はいっ!」
喪田井はもう、鼻血が流れていることにも気付かず、新人の操縦に任せた。
全身が痺れて、天も地もよく分からない。
暫くして、薄れていく意識のなか、「開聞岳が見えた!」という新人の声を聞いた。
今度こそ本当に力が抜ける。
「喪田井さん、ありがとうございます!」
「・・・うん」
涙声になった新人の声。
回復してきた無線機に管制塔からの通信が入る。
その声ももうよく聞こえなかった。
「倉敷、必ず帰れ」
「はい」
「・・・ガンバレよ」
喪田井は天を仰いだ。
満天の星空が輝いている。
段々、その星空が近付いてきたような気がした。
少しだけ、眠ろう。30秒だけ。
喪田井は、瞳を閉じた。
宇宙の深海、星の海に体が沈んでいく。
着陸した飛行機の、後部座席に新人が駆け寄った。
喪田井はもう息をしておらず、その青白い唇は微かに笑っていた。
その日、夜明けの空に、白い海鳥が飛んでいった。
萌えねー絶対萌えねー
そして実際はコンパスの読み方苦手で登山やってみたくても出来ねー
170:彼氏いない歴774年
09/05/24 16:01:34 r6j50LEX
ちょっと聞いてくれ。
昨日、幼馴染と話したんです。幼馴染。
そしたらなんか好きな人に彼女がいたらしいんです。
で、よく見たらなんかほんのり化粧してたらしくて、マスカラとか剥げてるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、好きな男ができたぐらいで普段してない化粧なんてしてんじゃねーよ、単細胞が。
つくりの問題だよ、つくりの。
なんかグロスも塗ってるし。女の子らしくメイクってか。おめでてーな。
やだパンダになっちゃう、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前な、ふくだけコットンやるからその化粧落とせと。
お前はな、すっぴんでいるべきなんだよ。
クラスの男子からボロクソ言われてもおかしくない、
めんどくさいから別にそんなのしなくていいやみたいな、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
マジョマジョだのマリクレだのは、すっこんでろ。
で、やっと話がそれたかと思ったら、別に付き合いたい訳じゃなくて憧れてただけだもん、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、お前には彼氏なんて必要ねーんだよ。ガキが。
目真っ赤にして何が憧れてただけ、だ。
お前本当に好きだったんだろと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、憧れてただけ言ってダメージ減らしたいだけちゃうんかと。
情報通の俺から言わせてもらえば、お前のアノ人、前ちょっとお前のこと気にしてたんだよ。残念だったな。
全然踏み出せずにうじうじしてるうちに積極的な他の女に先越されて告れないままギョク砕。これがバカの振られ方。
告る前に玉砕ってのは相手に気持ちが伝わることがない。その代わりショック少な目。これ。
で、誰にも言えないからずっともやもやしたまんま。これ最強。
しかしこれをやると泣きつかれる俺がめんどくさいという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前みたいなバカ女は、早いところオレの気持ちに気付けってこった。
こういう幼馴染が欲しい。
171:彼氏いない歴774年
09/05/24 21:51:08 naWOuont
人影まばらな月曜日の夜中のジムのプール。
彼に連れられて訪れたジムで喪子は彼の仲良しのインストラクターさんの計ら
いで内緒で会員制のジムの中に入れてもらう。
彼は泳ぎに来たのだけれど喪子は泳げないので特に何をするわけでもなく彼が
泳ぐのをプールサイドで足だけを水にパシャパシャつけて眺めている。
ひと泳ぎした彼が喪子の足もとに濡れた髪をかきあげ(帽子を被ってないのは
ファンタジーです)寄って来る。
「おまえもしかして泳げないのかよ?」
「泳がないんです」
強がりを言う喪子等全てお見通しというように馬鹿だなぁという顔をして彼
は笑う。
「ちょっと泳いでみろって」
「無理です、この格好じゃ」
最初から泳ぐつもりのない喪子は白のブラウスに、プールに足をつけるため
にジーンズを膝までたくしあげただけの格好。
彼の濡れた手が喪子の頬を撫でる。
濡れた髪、濡れた目、濡れた手に背中がぞくっとする喪子。
高層ビルの最上階の室内プール。
大きな硝子張りの窓から月明かりが差し込んで水面にゆらゆら揺れている。
「大丈夫」
何が大丈夫なんだ、と喪子が思った瞬間思いきり彼に手を引かれて水中に引
き込まれる。
眼前に迫る水底。
溺れる、と思った瞬間ぐっと力強く引き上げられる。
激しくせきこむ喪子を持ちあげる彼。
「悪ぃ悪ぃ」
喪子を抱き上げながらせきこみ涙目の喪子の濡れた髪を撫でつけてやる彼。
彼の首に腕を巻きつけながら喪子は恨めしげに彼を睨みつける。
「でも大丈夫だったろ?」
悪戯が成功した子供のような顔をして彼が笑う。
「何が大丈夫なんですか」
金輪際この男のことは信用すまい、と喪子が思っていると喪子を抱き上げた
腕が
いきなり喪子を水中に引き込む。
今度は水中に上がろうとしても彼の腕に水中へ押しつけられて上へ行けない。
パニックになる喪子の目に彼が映り、首筋を捕えられて水中で激しいキスをされる。
水中で彼によって酸素を奪い尽くされもがく喪子。
喪子を押さえつける彼の腕を振り切り、無我夢中で上へ這い上がる。
少し遅れて彼も顔を出す。
肩で息をする喪子とは対照的に涼しい表情の彼は喪子に噛まれて赤く血が出た口元を
楽しそうに笑いながら手で拭う。
何故か恐怖を感じた喪子は自分でも知らず一歩、また一歩下がるけれど彼も同
じように距離を詰めて来る。
喪子の体がプールのへりにあたり、それ以上は後ろへ下がれなくなり、彼が喪
子をとらえる。
「助けてあげるから、おまえのことは、いつでも俺が」
そして彼は喪子を水底へ沈めたのと同じ腕で喪子を抱き上げプールサイドに座
らせると涼しげな目元を伏せて無防備な喪子の足をしもべのように舐める。
ちょっと病んでて男らしくてツンツンしていてデレデレしていて
男前な脳内彼氏を脳内で飼ってます。
172:彼氏いない歴774年
09/05/24 21:55:16 cTEhsSwX
吉野家コピペで妄想www
不覚にも萌えたw
これは宇宙ヤバイにも挑戦するべきか