人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ6at WMOTENAI
人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ6 - 暇つぶし2ch117:彼氏いない歴774年
09/05/17 01:21:16 zyasyZOY
ここのスレのせいで妄想が止まらないwwww

喪子は貧しい街に生まれ、捨て子だった。スラムのような汚らしい街の隅で、金持ちに蹴飛ばされ、
その懐から財布をすってはその日食べるものを買う。骨と皮だけで出来ているようなガリガリの体の子どもが、
喪子と同じように路上に寝ころんで生活している。水溜まりから泥のような雨水を啜り、
残飯を飢えた野良犬と取り合う。道を歩く仕立ての良いスーツを纏った人間は、口をゆがめてそれを笑った。
彼らを見るに付け、喪子は貧富の差を憎み、迫害を嫌い、何ものにも負けないよう強くあろうと決意した。
それと同時、犯罪を犯さなければ今日食べるものもままならない自分を情けなく思い、深く嫌悪した。
いつかここから出て、そうして必ずここに戻ってくる。朗報を持って…。喪子はそれを拙い頼りとして、苛烈な日々を送っていた。
いつしか喪子は、17を数える年になった。

ある日、いつものようにぼろにくるまったまま道端にしゃがみ込んでいる喪子の前で、誰かが立ち止まる。
また顔を踏まれ唾を吐きかけられるのかと、眉間に皺を寄せて見上げると、目の前の男と視線が合った。ひん曲がった煙草に、
ぼさぼさの頭、無精髭、スーツはよれて皺が出来、とても上流とは言えないくたびれた様子の男だ。
喪子は意外に感じてまじまじと男を見つめる。何も言わないまま、男も喪子を見返した。
「な、何か用?」きつい口調で喪子が言うと、男はすっと手を差し出した。「俺は、会社をやってんだけどよ…
従業員が足りねぇんだ。お前、働かないか?」にわかに信じられず、喪子はいぶかしむ。一体どういうつもりだ?
身よりのない人間を集めて臓器でも売ろうというのか…。しかし目の前の男の目は眠たそうに半分閉じたままで、
今まで見たことのない不思議な色に見えた。疑えど始まらない…。ここから出なくては…。喪子は、男の手を取った。



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