人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ6at WMOTENAI
人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ6 - 暇つぶし2ch111:彼氏いない歴774年
09/05/16 23:32:46 JzbDrc4K
オカルトが好きだああああああ
喪みじは北海道の山奥に住む美少女。
(北海道のひとごめん)
人と関わらず、戸籍にも登記されず、ひっそりと生きている。
肌が透けるように白く、切れ長の目をした、黒髪ロング美形少女。
目が会うと死ぬと言われ、地元の猟師の間ではその存在はタブーになっている。

ある日、喪みじの家(日本昔話的なアレ)に、一人の青年が迷い込んでくる。
ザックを背負って、装備は立派だけれど、顔にはまだ幼さが残っている。
青年は父親と冬山登山に来て遭難した高校生だった。
戸口に倒れ込んだ青年をいろり(w)の側に運んでやり、凍傷になった手足をぬるま湯で温めるうちに、青年は断続的に意識を戻す。
「ここはどこですか」
「私の家。残念だけれど、お父様は亡くなってる」
「父は何処ですか」
「朝ヶ峰の雪庇の下にいる」
「あなたはだれですか」
「私の名前は喪みじ」
喪みじは水を与え、青年を眠らせる。
そして青年が病院で目を醒ました時、喪みじの姿はどこにもなかった。
父は喪みじの言葉どおり朝ヶ峰から転落しており、青年のザックからは派手なピンクのカラビナが消えていた。
誰に聞いても喪みじなどという少女の存在はなく、それどころかあの山には人家すら無かった。
青年は登山を止めず、やがて山岳警備隊に入る。

ある暴風雪の夜、青年は山小屋で夢を見た。
雪原に立つ喪みじの手には、無くしたピンクのカラビナ。
「きれいね、これ」
雪に沈むこともなく、白い着物姿で雪原に佇んでいる喪みじ。
「貴女は誰なんですか」
「私は喪みじ」
「貴女が―山姫と呼ばれる方だったんですね」
喪みじは否定も肯定もしない。
「私は私。・・・また誰かが助けを求めてる」
「何処ですか?」
「見えないものを見る目を与えましょう、ただしあなたの命と引き換えに」
ややあって青年は頷いた。
青年には母親はおらず、父は山で死んでいた。
喪みじが両腕を広げると、大きな白く美しい鳥に姿を変えた。

青年が目を醒ますと、丁度無線機に救難信号が受信されていた。
青年には見えた。
悠々と空を舞う鳥の目から見た遭難者たちの様子が。
青年は救助隊に勤め続けた。
助けられた人間もそうでない人間もいたけれど、何故か彼は要救助者を真っ先に見つけ出した。
そうして青年はいつしかリーダーとなり、救助隊を年齢まで勤めあげた。


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