人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ5at WMOTENAI
人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ5 - 暇つぶし2ch572:彼氏いない歴774年
09/03/21 21:55:36 VcWEPq40
時は戦時下。
喪山はとある基地の戦闘機(プロペラ)整備員。
毎日油まみれで機体を整備している。
下っ端なのでパシりや掃除にも走り回り、遅くまで休めない。
当然まだまだ半人前で、パイロットの目の前で機付きに怒鳴られるのは日常茶飯事。
色恋なんて言ってる場合じゃない。
喪山の整備する機体は、中堅のパイロット真鶴のものなので、出撃回数も多く、尚更忙しい。
真鶴は、毎日ヒイヒイ言いながらも機体に取り付いている喪山を時折からかっては遊ぶ。
たまにラムネをくれたり、スパナでぶったたかれた傷に絆創膏をくれたりする。
色々な意味で雲の上の人の真鶴は、芋顔だが喪山にとっては憧れだった。
戦争は激化し、疲れのため消耗する真鶴に、チョコレートや梅酢wなど、あれやこれやと喪山は気を使う。
いつの間にか、整備員として力を伸ばしてきた喪山を、真鶴は信頼し始めていた。

そんなある日、喪山の基地が空襲に遇う。
厳しいがプロの機付きも、その空襲で命を落とした。
敬愛する機付きの死に衝撃を受け、茫然とする喪山。
「家庭もない、恋人もいない私が代わりに死んでいれば良かった」
そう呟いた喪山を真鶴は殴り飛ばした。
初めて見る真鶴の怒った顔に喪山は驚く。
「バカヤロー!!」
機付きの遺影の前で真鶴は喪山を叱り飛ばした。
「機付きは、お前の成長を誰よりも喜んでたいたんだぞ!!」
下らん事を言ってる暇があるなら、さっさと機体を磨けと告げる真鶴。
「ふやけやがって」
だが、真鶴の目にも一抹の悲しみが光っていた。
喪山は涙を堪えながら、従うしかなかった。

ほどなくして、敵機接近の一報が入る。
真鶴の機も出撃命令が下る。
身を固くして、見送る喪山に真鶴が告げる。
「飛べないお前の変わりに、俺が機付きの仇を取る」
「・・・はい」
「だから、基地で待っててくれ」
真鶴は、乗り込むとコックピットから喪山に敬礼をした。
いつも機付きに向けていた敬礼を。
明けの薄青い空に、飛び立った真鶴の編隊が、ぐんぐん上昇していく。
終戦まで飛び続けた真鶴を支えた、喪山整備員は、戦後真鶴の興した自動車工場の社長夫人となった。

結論:一人前の仕事ができる人になりたいですorz


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