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増資公表前に自社株売買の疑い、実質的経営者ら逮捕へ
2010年2月24日4時58分
東証2部上場の精密機器メーカー「テークスグループ」(本社・神奈川県相模原市)の株を、
第三者割当増資の公表前後に内部情報を得て売買した疑いがあるとして、大阪地検は一両
日中にも、同社の実質的経営者(67)ら数人を金融商品取引法違反(インサイダー取引)の
疑いで逮捕する方針を固めた。
地検刑事部の調べによると、実質的経営者らは2008年春ごろ、テークスグループ(当時・
東京衡機製造所)の経営拡大に向けて株式を新たに発行する第三者割当増資の決定にか
かわり、内部情報を入手。同9月の増資公表までに同社株約50万株を約4千万円で買い付
け、公表後に、保有株と併せて約80万株を約1億1千万円で売った疑いが持たれている。
実質的経営者は1月、別の精密機器メーカーの持ち株会社で東証2部上場だった「ユニオ
ンホールディングス」(東京)の株をめぐる相場操縦事件で、大阪府警に証券取引法(現・金
融商品取引法)違反容疑で逮捕され、大阪地検が起訴している。関係者によると、実質的経
営者は投資・証券業界では「企業の金主(資金提供者)」として知られているという。
民間信用調査会社などによると、テークスグループは1936年に設立され、61年に東証
2部に上場した。資本金は約27億円で、従業員は約100人。同社の広報担当者は、実質
的経営者について「大株主ではあるが、経営には携わっていない」と話している。