09/05/24 13:25:25 HmVkd3Y30
労働基準法に携わる者としての意見を。
労働問題の場合、刑事(法律に抵触)なのか民事なのかをまず見極める必要があります。
ここで書かれている問題の殆どは民事であり、労働基準法のどの部分に疑問点・矛盾を持たれて
いるのか分かりませんが、多分労働基準法と言うより最低賃金法のことではないかと思います。
個人的に労基法で一番留意してもらいたいのは、第13条です。
労基法については、第2条を除き使用者の責務を定めたものであり、労働者保護を目的とする法律
です。使用者が守らないといけないことばかりな点が、経営者にとって不満があると思われます。
(労災を防止する目的である労働安全衛生法では、事業者の措置義務を定める一方で、労働者の順守
義務も定められています。)
一方労基法は労働条件の最低基準を定めるものなので、労働者にとっては十分に保護されていない
と受け止められることがあります。