08/09/22 13:26:25 k9uPYFVP0
小人閑居して不善を為す
四書の一つ,「大学」にある有名な言葉である。小人物は暇を持て余すとろくな事はしないのだから,一生懸命働きなさい・・・と理解している人が多い。
しかし,これはとんでもない誤解である。
原文を見てみよう。
君子必慎其独也,小人閑居為不善。
君子は独りでいる時に必ず慎み深くするが,小人は他人の目がないと悪い事をする,これが正しい意味である。
そもそも,「閑」(原書では木ではなく月の入った字であるが,異字体と解釈しておく)というのは「閑散」の「閑」で,「余暇」の「暇」と同じである筈がない。
それをどこの誰が間違えたのか,誤った解釈がなされたのである。
欲しがりません,勝つ迄は。二十四時間働けますか。
このようにして,日本人は人生をつまらないものにしてきたのである。