09/06/04 19:58:42 sMk0FReQ
(夕刊フジ・後藤騎手にインタビュー)
-京王杯SCのスズカコースウェイで今季初の重賞V。テン乗りで鮮やかだった。
「以前、東京で対戦した時にある程度弱点を把握していたし、(武)豊さんにもアドバイスをもらって、
そこに気をつけて騎乗した。スムーズなレースができたし、100点満点と言ってもいいかも」
-自信のG1初制覇(02年安田記念)を飾ったアドマイヤコジーンと同じ、橋田厩舎所属。
「脚質は全く違うけど、やっぱりダブるところはある。そういう厩舎から依頼されるのも嬉しいこと」
-G1挑戦は初。
「これまで大事に育てられてきて、まだ色々な意味でおぼっちゃま。
G2で強い勝ち方ができても、ここに入ると高校を卒業したての新人のようなものだからね。
今後のためにも、スズカ自身の気持ちが折れないようなレースをさせたい。
自分が強いんだ、という自信が芽生えつつある。そこを折らないようにしないといけない」
-最大の敵はやはりウオッカ。
「前走のように本領を発揮すると、本当に強いね。男馬を含めて、この馬に勝てる馬は今、国内にいるのかなと思う。
東京競馬場だと死角が見当たらない。以前にも増して好位置で運べるようになっているので、余計にね」
-92年にデビューして18年目。いつの間にかベテランの域に差しかかりつつある。
「気持ちの面はまだまだ若いつもり。10代の三浦君とも同じレベルで遊んでいるから。向こうが大人なのかもしれないけどね。
競馬に乗る部分の体力も、若い頃よりも今の方があると感じるんだ。毎日飲んだくれる元気はさすがにないけど(笑)。
40代になってもバリバリ騎乗するのが自分の理想。20代はムダにできるけど、30代はムダにしたくないね」
-先週のダービーは残念ながら不参加。悔しい思いは・・・。
「本当に強い馬が生き残る。いいダービーだった。自分が参加できないのは悔しかったけど、
今年は早い段階からリクエストソングとコンビでクラシックを目指す戦いを初めて経験できたし、
ちょっとしたミスが最後まで響く難しさも味わった。次の世代で、今年の経験を生かしたい」
-06年から昨年まで3年連続で年間100勝をクリア。今年もその期待が大きい。
「去年までは自分でもよく頑張ったと思うけど、今年がね(先週まで28勝=全国17位)。内田博騎手や三浦騎手が出てきて、環境は以前とは様変わりした。
単純に考えて関東で200勝を二人に持っていかれる計算になる。ただ、だからこそもっと踏ん張りたい気持ちもある。
実は今年の夏は海外で騎乗することを考えていたけど。この成績では恥ずかしいので考え直した。
自分の成績に関しては、自己満足に陥るのが一番怖いからね」
◎後藤騎手の最近のマイブームは亀。
「自宅に迷い込んできたのを見つけて飼っているです。ちょうど桜花賞の週だったので期待したんだけどダメだった(笑)。でも少しずつこっちになついているのが凄く楽しい」