10/07/05 19:35:18
>>432 続き
翌朝目覚めると、嫁さんは出勤直前の慌ただしい身支度中
嫁さんの方が出勤時間が早いため、俺が起きる頃にはいつも化粧の仕上げの段階
暫く後に『いってきまーす』とバタバタと玄関を飛び出していく
テレビつけながら何とは無しにベランダの方を見ると、洗濯が完璧になされていた
洗濯する時間があるなら、少しでもゆっくり寝ていて欲しかった
いやいや、よく考えたら翌日は休日
今日ならずとも明日にすれば良いのに、と思った
はっ、と気付いて天気予報見ると、翌日以降は暫く雨予報
(乾燥機はあるのだが、嫁さんはこれが嫌いなため、天日干し派)
『あぁ、嫁さん、昨晩これ見て洗濯を晴れた今日にしてくれたんだなぁ』と
何か急に込み上げてきて、涙が止まらなくなってね
疲れていても愚痴も言わず、見返りも求めず、常に笑顔で接してくれて…
この感謝の気持ちは、今伝えないと駄目だ
『愛してる』っていつも伝えてる感情とは、質は異なるが量は等しい
気が付くと涙流しながらメール打ってた
今回ばかりは口に出す言葉じゃなくて、文字の力を借りたかった
『今日も洗濯ありがとう
疲れてるのにありがとう
毎晩美味しいご飯ありがとう
疲れてるのにありがとう
出来れば少し手を抜いて、出来れば少し楽をして欲しいけど、
それが出来ない性格だと知っているから、
代わりに言わせて、
ありがとう』
送信した後、思いを伝えられた満足を感じながら身支度
いつもなら(くだらない内容のメールでも)暫く後に返信がくるのだが、
この日は仕事が終わり帰宅を告げるメール以外はリアクション無しだった
続く