09/08/07 02:04:00
続き
嫁「やっぱりダメです、それじゃダメです!」
俺「でも、お父さんにちゃんと言うべきだよ、何でいけないの?」
嫁「だって(俺の名字)さん、ほかに心に決めた人が居るんでしょ?」
嫁「私の事、好きでも何でもないんでしょ?」
嫁「それなのに付き合っているというくらいなら、一人で怒られます」
湯気をたてて怒る嫁、不満そうなアヒル口で俺を見る。
ヤレヤレ今までの流れで何でそう思うのかね?
嫁だって気付いていたと後から教えてくれた、
でも「手順を省くな」って言うのも変でしょって事だそうだ。
俺は嫁の目を見詰めて、今までの気持ちを告白した。
そしてこれからの気持ちを約束した。
最後に今の気持ちを態度で示した。
衆人環視だよ、でも嫁にキスしたさ、左手の薬指だけど。
それから2時間後俺と嫁は義父の前で正座していた。
さらに3時間後俺と義父は死ぬほど酒を飲んでいた。
因みにその時持っていた折り畳みはコーヒーショップに忘れたが、
縁結びになったこうもり傘は、、
もってねえよ、だってとっくの昔に風で骨が折れて曲がったんだもん。
でも俺の一本しかないセンターポールは、
嫁が大切に自分用として保管してる。
嫁の持っている専用の袋の中に。
完