08/11/29 23:45:14
>>92で、著者名を書き忘れちゃったので、もう一度書きます。
ルイス。フロイス「ヨーロッパ文化と日本文化」(岩波文庫)
ルイス・フロイス(1532-97)35年間日本での布教活動に努め、長崎で生涯を終えたイエズス会宣教師。
その39ページに、
>ヨーロッパでは未婚の女性の最高の栄誉と貴さは、貞操であり、またその純潔が犯されない貞潔さである。
>日本の女性は処女の純潔を少しも重んじない。それを欠いても、名誉も失われなければ、結婚もできる。
とあり、ここには訳者の注がついていて、
>この時代には処女の純潔や貞操を重んずる観念は薄かった。キリシタンの信仰が伝わった時、教会で大いに風俗矯正に力を尽くしたため、信徒の間には純潔を貴ぶ観念が植え付けられた。
とあります。