07/07/31 19:11:49
愚痴らせてくれ。
夫の実父は故人。
まだ赤の頃に亡くなったそうだ。
で、トメは生活のために再婚、夫は再婚相手と養子縁組された。
しかしトメと再婚相手との間に子が生まれると、
再婚相手、夫に虐待を加え始めた。
トメはタダ黙ってみてるか、「お前が悪いんだ」と
夫に向かって吐き捨てるだけだったそうだ。
中学に上がると夫は、新聞配達で家計にお金を入れ始めた。
勤め先の専売店夫婦が夫に同情し、とてもよくしてくれたと聞く。
私達はいまだに、そのご夫婦への盆暮れの挨拶は欠かさない。
高校は、専売店に住み込みで働きながら夜学に通い、
専売店の店主の進めで、新聞奨学生となり、
東京の大学を卒業した。
私達はその頃知り合い、付き合い始め
結婚した。
ただ、夫はウトメを「親とは思えない」と言い、
結婚式の両親席には専売店夫婦に座ってもらった。
「遠慮するな、腹いっぱい飯を食え!」
と言ってくれたのはこの人たちだけだったからだ。
夫はさらに働きながら勉強を続け、国家資格を取り
私達もそこそこの暮らしが出来るようになった。
そんなある日、夫の郷里の役所から連絡があった。
「ご両親が生活保護の申請をしている。援助できないか?」